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2022.03.02

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色や形の見え方~子ども達と過ごす中で知ること〜(4歳児 年中組 こすもす組)

2月22日、天気にも恵まれた中、吉野公園に出かけました。

公園に入り、少し歩くと、綺麗なピンク色で埋め尽くされている景色がすぐ目に止まりました。

 

色鮮やかな景色の中で


上を見上げると、真っ青な空に白い雲。

そして、ピンク色の梅の木に囲まれていることに気付く子ども達。

遠くにはピンク色の大きな大きな桜の木。

「きれいだね」

「色がちょっとずつ違うみたい」

 

下を見てみると、の芝生や草があり、梅や桜の花びらが可愛らしく散っていました。

散策途中の道には、黄色と白色の水仙の花。

誰かに踏まれたのか、少し茶色っぽくなっている花もありました。

「落ちている花びら、集めて持って帰ろう」

「こども園にも咲いてるよね、すいせん」

「茶色くなって、かわいそう」

 

 

公園にある、様々な色を見て、子ども達は感じることを思い思いに話していました。

感じるものはそれぞれですが、言葉にすることで「ほんとだ~」と共感する姿もありました。

 

そして、先日のブログに通ずるものがありますが、“色”というものは境界線が曖昧で、何色に見えるのかは人それぞれです。

公園の散策中、普段よりも鮮やかな景色に囲まれた時間。

何色に見える?と子ども達に問うと、こたえが一つではなかったことがとてもおもしろかったです。

 

その形、何色で塗る?


普段からぬり絵やお絵描きが大好きな子ども達と一緒にいていつも思います。

“私が「トマト」と思っていたあの形は、子ども達が見ると「ぶどう」なんだ。”

きっと、トマトやぶどう以外のものに見えている子もたくさんいるでしょう。

 

そして、トマトは「赤色か黄色」、ぶどうは「紫色」でしか塗れない私…。

子ども達は「金色のトマト!」「銀色のぶどう!」と。なんとステキな発想でしょう。

 

色の数は数えられない程あると言います。

私達は知っている色はほんのわずかで、見える色も限られているでしょう。

形も、複雑な形を含めば、ぴったり同じ形等早々ないはず。

 

子ども達が見えている形、色。

どんなものが見えているのだろう、ととても興味深い週になりました。

 

「何色に見える?」「どんな形に見える?」

自分の型ではなく、子ども達の目を通したくて、質問が口癖になりそうです。

 

文責:社会福祉士 新村

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