暖かい春の風に包まれていた入園式、ドキドキした様子でおうちの人に寄り添いながら登園してきた新入園児、そしてくるみ組だった進級児に初めてうさぎ組の部屋で出会いました。

「こども園ではどんな事があるのだろう！？」と瞳をキラキラと輝かせている子。

まだまだ大好きなお家の方と離れる事に不安を感じ瞳いっぱいに涙を浮かべている子。

その子をそっと慰める進級児の子ども。

そんなスタートから時間の流れは止まることなく本当にあっという間に１年という月日が経ちました。

初めての園生活、初めてのクラス分けに友達に声を掛けることもなかなか難しかった子ども達ですが、今では元気いっぱいに友達同士でも挨拶を交わしたり、友達が登園してきてくれるのを今か今かと待ちわびたりしています。

テラスにお友達の姿を見つけると「さおりさん、○○ちゃん／くんが来てくれたよ。」「ねぇみんな、○○ちゃん／くんだよ。」と、友達や私の所に駆け寄って来てくれニコニコ笑顔で教えてくれます。

4月当初は、不安な表情を浮かべていた子ども達でしたが、少しずつ自分らしさを出してくれるようになり、毎日友達に会える事の嬉しさを感じてくれている様に思っています。

そうして大好きな友達と手をつなぎ園庭へと繰り出していき笑顔や笑い声の絶えない明るいクラスへとなりました。

大好きな友達と手をつなぐ子ども達の和やかな表情には暖かい絆を感じます。

子ども達は、４月まだまだ一人遊びが大好きな友達も多かったのですが、今では自分から友達に声を掛けたりと積極的に友達と関わりを持とうとする子ども達の姿を目にしとても逞しく感じています。

日々の生活の中で友達との関わりを持つ事を通して友達と遊ぶことの楽しさや嬉しさなどの喜びを感じながら過ごしているのではないでしょうか。

子ども達の一歩…

私はこの1年この子ども達の一歩を大切に見守っていきました。

一歩踏み出すには不安を抱えていたり、緊張したりと色んな思いがあったり、色んな歩幅がありましたが、子ども達は勇気を振り絞り様々な一歩を踏み出してくれました。

多くの友達との関わりを通して、

そんなすてきな思いを感じ、沢山の友達と様々な経験をし、心も体も大きく成長してくれたかのように思います。

私は、うさぎ組の子ども達に出会えたことを心から嬉しく思っています。

同じ時間を一緒に過ごさせて頂き、色んな経験をし、数えきれないほどの素敵な思い出を作ることができました。

日を追うごとに子ども達のことが可愛く、愛おしい存在へとなりました。

このように子ども達と素敵な時間を過ごすことが出来たのも保護者の皆様の暖かい支えやご協力があったからこそだと思い、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。

うさぎ組の子ども達は、４月から年中組になり、また多くの出会いがあると思います。

そんな一つ一つの出会いを大切に楽しく園生活を送ってもらえるよう、願っています。

うさぎ組の子ども達や保護者の皆様に「ありがとう」の言葉に想いを込めてこれから更に大きく成長していく子ども達の歩みを楽しみにしています。

本当に１年間ありがとうございました。

文責：堂園