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2022.03.31

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沢山の思いを受けて(2歳児 年少少 くるみ組)

くるみ組での修了式を迎え、残されていた数日のくるみ組での生活も、あっという間に最後の一日となりました。

この1年子ども達の成長を通して、多くの事を考え、保護者のみなさんとともに成長を喜び、時に一緒に考えながら過ごしてきました。

ご縁あって来年度も同じ学年で過ごせる喜びを感じつつ、この1年で考えたことをつづらせていただきたいと思います。

 

 

親の思い・登降園時の姿


 

 

子ども達がこの世に生まれてまだ2年…。「赤ちゃん」だった子ども達が、少しずつ自立し始め、子どもも親も色々な思いが生まれてくる頃。

クラスの3分の2の子ども達が2・3号園認定のくるみ組。朝早くから、夕方遅くまで利用する子ども達も少なくありません。その一方、今年度入園してきた未認定の子ども達は14時には降園。誕生日を迎えると1号認定になる為午後保育も利用できるようになり、少しずつ夕方まで過ごす子ども達が増えにぎやかになりました。

 

子どもを思う気持ち、泣いて後を追う姿に後ろ髪惹かれつつ出勤していく保護者の方。保育室から見える、スロープを見上げ、手を振る子ども達。

時に時間が無くてつい、「早くして!」と言ってしまうその気持ちもよくわかります。朝泣いていたから…と大急ぎで迎えに来ると、「まだ帰りたくない!」「遅く来てほしかった!」なんて言う子ども達も少なくありませんよね。子どもを思う親の気持ちなんて、分かっていないんだから!と言いたくなっちゃいますよね。

でも子ども達は、ちゃんとわかっているんです。保護者の顔を見たからほっとして、そして、ちょっぴり困らせたい!という子ども達の「私を見て!」のサインなのかもしれません。

 

 

共に考える


 

登降園時、保護者の方の時間に余裕がありそうな時、そして、職員の配置にも余裕がある時、私達は保護者の皆さんにできる限り声を掛けるように心掛けてきました。また、連絡帳などを通して、少し悩んでいそうだな…と感じた時、保護者の方の表情が曇っていそうな時、声を掛け、直接保護者の方の思いを聞いたり、悩みを聞いたりする中で、できる限り一緒に子育てについて考えてきました。

 

私は、今保護者の方が一生懸命考え、悩んでいること、そしてその中で出した答えは、その時の最善の答えなのだと思います。しかし、しばらくすると、やっぱり違う…と新たな悩みが出てきますよね。そうやって、それを繰り返しながら、今その時の最善の答えを大切にしていきたいと考えます。

その思いに触れた時、とても暖かい気持ちになります。一人で頑張らなくていい、周りにいるたくさんの人たちに助けてもらえばいい。得意不得意はあると思いますが、誰かに話を聞いてもらうことで、いつの間にか自分の気持ちが整理されるものです。

 

 

この一年を通して、一緒に考え、思いに触れることが出来、私も多くのことを学び、多くのことを考えました。

縁あって、来年度も同じ学年で過ごすことが出来るくるみ組の子ども達と保護者の皆さん。また一年、色々な話をして、一緒に子ども達の成長を見守らせていただけたら嬉しいです。

1年間、ありがとうございました。

 

 

文責:田中

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