登園の打刻をするiPad横に、そらまめを展示しました。

子ども達が気付いて触っていたり、保護者の方も数名、手に取って見てくださっていました。

年中組さんがさやむきのお手伝いをしてくれました。絵本に登場する、ふわふわの『そらまめのベッド』を実感したようです。

実際に給食に使うことを知ると嬉しそうにしていました。

旬の野菜がさやつきで手に入る時期は、子ども達にもたくさんお手伝いしてもらい、給食に興味を持ってもらえるよう取り組んでいます。春は、そらまめやグリンピースのさやむき、夏はトウモロコシの皮むきなどです。自分が調理に少しでも関わると、普段は食が進まない子どももよく食べたり、給食室に遊びに来てくれるようになったりします。どこから割ればきれいに豆が取れるのか友達に聞いてみたり、豆が何個入っているのか数えてみたり、給食に興味を持つだけでなく、コミュニケーションを取る方法や数への興味が自然に身についてくれたら、と思います。

今後も食材の展示をしていきたいと思います。展示がある時は、どうぞ手にとってご覧ください。

7日の献立は、『魚の春野菜あんかけ・かぼちゃの煮物・車麩のすまし汁』でした。

魚は、山口水産さんから柔らかいカラスカレイが届きました。あんかけのあんには、玉ねぎやにんじんの他に、筍や生のグリンピースなど春の野菜も取り入れました。だし汁で煮た野菜が淡白なカレイと相性◎でした。かぼちゃの煮物にも、たっぷりのだし汁を使いました。だしは、サバ節・アジ節・カツオ節の数種類を使っているだしパックを大丸鰹節商店さんから取り寄せています。家庭用も販売しています。どんな料理にも合う香りのよいダシ、おすすめです！

グリンピースも生のものが届きました。グリンピース苦手…という声もよく聞きますが、生のグリンピースは本当に美味しい！冷凍のものとは全然味が違います。苦手な方はぜひ、生のものをサッと塩ゆでして食べてみて下さい。

8日の献立は『そらまめの和風グラタン・蒸し野菜・厚揚げのみそ汁』でした。

子ども達がむいてくれたそらまめが、和風グラタンに♪　豆乳を使って手作りしたホワイトルウに白みそや醤油を使って、和風に仕上げました。

蒸し野菜は、無農薬農家にこにこ畑さんから、ブロッコリー・カリフラワー・キャベツが、橋口農園さんからにんじんが届きました。それぞれの野菜が甘く、味が濃かったです！そんな野菜本来の味がしっかり感じられるように、蒸しすぎに気をつけながら練りごまや酢で味付けしました。

紫のブロッコリーも入っていました！ブロッコリーの茎はシャキシャキ、カリフラワーの茎は柔らかく甘かったです。

農家さんが、春野菜と夏野菜の境目である端境期（はざかいき）に入り、野菜の量を確保するのが難しい日も出てきました。材料の変更や、献立の変更を柔軟にしながら、良い食材を使っていけるよう工夫していきます。

文責：今屋