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2022.05.18

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友達との関わりの中で(3歳児・年少組)

連休明け、元気に登園してきた子どもたち。クラスの一員としての意識も高まり、登園してきた友達の様子を見て、嬉しそうにかけ寄ったり、泣いている様子に心配そうにしていたりする様子が見られます。友達と一緒が嬉しくて積極的に関わる子ども、恥ずかしくて声をかけることができずにいる子ども一人ひとりの気持ちに寄り添いながら、友達と一緒が楽しい!と思えるように日々関わっています。

リズムを通して


学年合同でリズムの時間を持ちました。進級して経験のある子どもたちがリードしながら楽しく体を動かしています。今年入園してきた子どもたちも真似をしながら動きを覚え、リズムの楽しさを感じる様子が見られるようになってきました。『今日はしないの?』という声も上がるほど、楽しみな活動になってきていることを感じます。リズムの動きを通して、身体の使い方を覚え、体幹の基礎作りが整っていきます。子どもたちと一緒に楽しみながら取り組んでいきたいと思います。

 

同じ空間の中で


3歳児の発達は、同じ空間にいて一緒に遊んでいるように見えて、同じ空間にいるだけで心地よく感じる一人遊びが基本です。

一緒に使っているおもちゃも、全て自分が使いたい!ということが子どもたちの思い。隣の相手も同じように思っていたら当然「これは自分が使っていた!」「ぼくのだ!」とおもちゃの取り合いになります。気持ちに折り合いをつけるにはまだまだ経験が必要で、同じような事を繰り返しながら、友達の気持ちに気付き、自分の気持ちに折り合いを付けながら「貸して!」「いいよ」が出来るようになっていくのだと思います。

 

集団の中だからこそ

友達とのおもちゃの取り合いや言い合いは、集団だからこそ経験できること。

家庭では、自分の思いを通すことができたり、親が汲み取ったりして穏やかに過ごすことが出来ている子どもたちも、自分の思いが伝わらないと、つい手が出てしまったり、噛みついてしまったりという姿も見られます。

それは、自分の思いを表現する一つの方法でもありますね。しかし、他人にしてよい行為ではありません。その時の気持ちをしっかりと受け止めつつ、気持ちに折り合いをつける方法を学ぶことができるよう伝えていきます。噛みつきも引っ掻きも成長の一つであることを考えると、全てが悪い事ではないと考えます。

しかし、傷ついた子どもは痛い思いをします。私達大人ができることとして、しっかり爪を切ることが必要ですね。引っ掻きも爪が伸びていなければ大きな傷になることは避けらます。子どもたちの成長過程で必要な関わり、だからこそ大人が最善の注意を図り、大きなケガに繋がらないようご理解いただき、ご協力お願いいたします。

子どもたちと一緒にたくさんの経験の中で、自分と友達、周りの大人との関りも深めながら、人との距離感や関わり方を身に付けるよう見守っていきたいと思います。

文責:田中

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