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2022.05.31

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なたおれ!がんばれ!!

園庭に雄大に枝を広げるブロッコリーのような木、ギンモクセイ。

「なたで切っても折れない、強い木」の意味を持ち、子ども達から「なたおれの木」と親しまれています。

 

私が入職した20年ほど前に、「樹齢110年ぐらい」と言われていましたから、今、「推定130年ぐらい」でしょうか。。。130年前というと、時代は明治。西郷さんが活躍していた時代のようです。。。

なたおれの歴史を感じます。

【なたおれの木:2000年頃。この年にのはら園ができました】

 

 

 

さて、この「なたおれの木」。

これまで、子ども達に親しまれていたのはご存じの通り、青々とした葉っぱがもっさりと茂り、枝は大きく、適度な木陰を作ってくれていました。

この頃は、毎日お弁当持参。御座を敷いてお弁当を食べるための格好の場所でもあり、ブランコを下げて遊んだり、木登りをしたり。。。

「錦ヶ丘の保育」には欠かせない大切な存在の一つででした。

 

 

ところが、ここ数年。

枝がしおれて元気がなく、どうしたものかと心配していました。木を休ませようと暫く「木登りお休み」をしてみたり、根っこ近くの土を柔らかくほぐしてみたり。あの手この手で作戦を練りましたが、なかなか元気になることはありませんでした。

 

そこで、保護者の皆様から頂戴している「特定保育料」を活用させていただき、今年5月、姶良市にある青楓緑化さんにより、なたおれの木の療養が始まりました。

 

 

 

まずは、大きな枝をバッサリと切り落とし木への負担を軽くします。一気に小さくなったので子ども達も「ん?なんかいつもと違うよね???」と不思議そうに見ていました。

 

そして次に、なたおれの木の根っこに充分な酸素を行き渡らせるために「真珠岩」の筒を地中深くに埋め込みました。

その長さ、およそ1.5メートルほど。根に傷をつけない様に丁寧に手で掘っていました。

 

 

その甲斐あってか、なたおれの木には、つやつやの若芽色の葉っぱたちが顔を出しています。

大切ななたおれの木は、きっと復活を遂げてくれると信じ、子ども達になたおれの木のことを話しています。

 

 

「早く元気になるといいね!!!」

 

子ども達の言葉に、なたおれの木も答えてくれると思います。

 

 

 

文責:後藤

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