お知らせ

2022.05.31

Blog

安全基地を大切に(つくし組 1歳児)

入園から2ヶ月がたち、お父さん、お母さん、ご家族のみなさんも登園時やお迎え時の様子や連絡帳からこどもたちの成長ぶりを感じる場面も増えてきているのではないでしょうか

 

園での生活に慣れてきた様子のつくし組子ども達は、活動範囲や興味の世界が少しずつ広がり、小さなアンテナを張り巡らせ、目をキラキラと輝かせながら日々探索活動を楽しんでいます。

葉っぱのかげにいた虫、足元の小さな花、大人の目線では気づかなかった事も子どもの目線だと気づく事ができたり…子ども達との毎日は私たちにとってもたくさんの発見!があります。

 

そこで今回は探索活動を楽しむ子どもにとって大切な事や私達の思いををつづっていきたいと思います。

1歳前後で、歩けるようになった子ども達は、大人から徐々に離れ、自分の好きな場所を探索し始めます。

その中で、興味のあるものを見つけ、自分から積極的に関わるようになっていきます。

子どもにとって、それは未知との出会いであり、ワクワク、ドキドキ、好奇心を刺激されます。それと同時に不安や恐怖を感じる事でもあります。

 

そのため、子どもが周りの環境に関わっていくためには、それを”見守る大人の存在”が必要になってきます。この”見守る大人の存在”が、子どもにとっての安全基地となり、安心して外の世界に探索に行けるようになります

安全基地ってなぁに?


安全基地とは、子どもが何か怖かった時、悲しくなった時、甘えたくなった時などに、いつでも必ずその思いを受け止めてくれる存在、何があってもこの人がいれば大丈夫と安心できる存在のことです。

ワクワク、ドキドキの気持ちと不安と恐怖が存在する未知の世界だけど、心して帰ってこられる場所があり、何かあっても必ず守ってくれてる信頼できる大人がいる

この存在があってこそ、 子どもは自発的に周りの環境に関わってます。

「一緒に遊んでほしい」「抱っこしてほしい」など、子どもはたくさんの思いを大人に求めます。
子どもが抱くたくさんの思いや感情をいつでも、どんなことでもまずは受け止め、共感することでこの人はどんな時でも自分のことをわかってくれる」という安心につながります。
安全基地を見つけられている子は、意欲的にいろいろな事、ものに興味・関心を持ち、やってみようという姿が見られます。
きっとそれは受け止めてもらえるという安心感からくる姿なのだと思います。
ご家庭でもお父さん、お母さん、ご家族のみなさんが子どもの思いをしっかり受け止めてくださっているからこそ、園という新しい世界に安心して飛び出していけているのだと感じています。
とは言っても、疲れていたり、体調がすぐれなかったり…なかなか子どもの気持ちを受けとめる余裕がない事もありますよねそんな時は私たち園職員など周りの人にどんどん助けを求めて下さい。
自分自身に元気と余裕がある時、心と体が回復して充電完了した時に、子どもとじっくり向き合えればいいと思います。
私自身、これまで保育園・小学校に勤めていて、この”安全基地”という存在が子どもにとって本当に大切だと感じる機会が何度かありました。
これから成長していくにつれ、楽しい事、嬉しい事ばかりでなく辛いこと、うまくいかない事もあると思います。
でも、そんな時自分にはどんな時でも理解してくれる、認めてくれる存在がいるという事がどんなに安心でき、力になることでしょうか。
子どもが安心して興味の世界を広げ、楽しめるよう私達も日々の保育の中で、子ども一人ひとりの思いに耳を傾け、寄り添い、共感する事を大切にしていきたいと思います。

文責:淵上

当園についてや入園に関しては
お気軽にお問い合わせください