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2022.06.15

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6月年中・年長だより~就学に向けての取り組み始動~(4.5歳児)

運動会が終わり、2週間が過ぎました。

入園・進級し、運動会という行事を終え、子どもたち一人ひとりの成長がそれぞれあり、とっても嬉しいです。また、ご家庭でも親子で成長を感じて過ごしている様子がうかがえ、重ねて大変嬉しく思っています。

 

さて、6月に入り、運動遊びだけでなく、いろいろな活動や遊びが始まっています。

年長組に限らず、年中組も、就学を見据え、子どもたちの発達段階をとらえて遊びや活動のバランスをとりながら保育内容を考えているところです。

「年長組はわかるけど、年中組も?」と思われる方も多いかと思いますが、年中組もすでに就学を見据えて、今年1年をどのように過ごせばいいか、就学への取り組みとはどんなものなのかを考えています。

1 就学とは

シンプルに「学校にはいること」です。その中でも、学校=小学校をさすことが多いです。

就学は、子ども、保護者にとって最大の関心事であり、期待にワクワクすることでもあります。しかし、大きな心配や不安のあることでもあります。

だからこそ、就学に向けての取り組みを保護者の方にもご理解いただきながら、子ども達の成長を見守っていきたいと考えています。

 

 

 

2 年長組・年中組の今後の就学に向けた動き

【年長組】

令和4年6月~7月  就学教育相談を依頼します。

市教育委員会では、子どもが学校生活において、「いきいきと活動し、できたという喜びや達成感を味わい、日々その子なりの成長をする」ために、どのような環境で学習するのでよいかを考え、就学への準備を進めていきます。

本園では、個別に面談を実施したり、お話させていただいたりして、就学への準備を進めております。

 

 

令和4年8月~11月 就学教育相談が実施されます。

就学教育相談依頼をしたご家庭が、子どもがどのような就学先を選択すれば、よりよい教育が受けられるかを保護者が専門家に相談し、専門家とともに考える会が実施されます。

就学教育相談会の日時等は、依頼したご家庭に園から連絡します。

 

令和4年9月~3月 アプローチカリキュラムに沿った保育の充実を図ります。

アプローチカリキュラムとは?

小学校入学後をいきいきと学校生活を送れるよう、就学前を「アプローチ期」、就学後を「スタート期(入学期・入門期)」として、アプローチ期<幼児教育の最終段階である5歳児の後期(10 月~3月)>における保育のカリキュラムのことです。

「アプローチ期」は、幼児の発達として、“友達とともに探究する”、“興味・関心が深まる”、“自分に気付く”、“小学校への期待が膨らむ”などの姿が見られるようになる時期なので、より効果的にカリキュラムを進めることができます。

 

令和4年10月頃 言葉の検査が実施されます。

鹿児島市教育委員会より言葉の検査をする方が来園され、一人ひとり言葉の検査を実施します。

 

11月頃 移行支援シートのお知らせを配信します。

移行支援シートとは?

子どもがスムーズな学校生活が入学当初から送るため、必要な支援や効果的な取組,配慮すべき点などを園、保護者、学校共に支援内容を共有するシートのことです。

 

 

 

【年中組】

令和5年1月頃 就学についてのお話をお知らせ配信します。

保護者の方に、就学に向けてのシステムやアプローチカリキュラム等について説明します。

 

令和5年2月頃 年長組、就学に向けての面談実施します。

就学に向けてどのような方向性で進めていくか、保護者の方とお話をして共通理解をする場を設ける予定です。

 

 

3 子どもの主体性や生活力の成長を大切に

園では、保育者が決めた遊びだけではなく、子ども達がどんどん遊びを作っていけるような声掛けや準備をしています。

 

どんな遊びがあるかというと…

 

●運動遊び→走る、歩くを基本とした遊び、音楽に合わせて体を動かすリトミック、道具を使って身体を動かす遊び

●感覚遊び→小麦粉や新聞紙、水、土など身の回りのものを使って素材の触り心地を楽しむ遊び

●製作遊び→いろいろな素材を使って想像して描いたり、造ったりする遊び

●のはら園での探索遊び、自然に触れ合う遊び、調べもの学習につながる図鑑や絵本を読む時間、クッキング等

 

 

その遊びを通して、次のような機会も設け、保育していきます。

○自分の思いや考えを話す

○集団の中で人の話を聞く。集団の中で人の話を聞いて、行動をする。

○順番を待つ。

 

また、生活自立に向けても取り組みます。内容は次のようなことです。

○荷物の準備

○荷物の持ち運び

○着替え

○後片付け等

4 家庭で取り組んでほしいこと

〇 規則正しい生活リズムを整えましょう。

早起き、朝ご飯、運動、睡眠(目安は9時間)を整えることで、情緒が安定し、学習や運動に向かう気持ちが整います。

また、自分のことは自分ですることができるようになります。

 

〇 自立に向けて、保護者がしてあげることより、子どもがしていることを少しずつ見守るようにしてください。※少し時間がかかると思うのでおうちの方に余裕があるときにぜひ!

園に持ってくる荷物の準備(着替え、歯ブラシ・コップ、タオル)やカバンの整理、登降園時は自分で自分の荷物を持つ、お風呂で自分の身体を洗う、髪を洗う、自分の身体を拭き、着替える、髪を結ぶ等、ぜひお子様の挑戦を見守ってみてください。

 

〇 車のナンバー、買い物の際の品物の値段、看板等、日常生活の中での文字や数字を気付かせ、生活との関連性を大切にしてください。

 

〇 保護者がゆっくりとした気持ちで絵本の読み聞かせをされることをおすすめします。最初は絵を見るだけでも、ページをめくるだけでもいいですよ。

お話を最後まで聞けないなあ、集中する時間が短いなあ、最近落ち着かないなぁと思われる時は、ぜひ!!

 

5 最後に

年中・年長組で保育者が今、子ども達と接する時に心がけていることがあります。

 

〇 しっかり子どもの目を見て話を聞くこと。

〇 「主体性」をのばす関わりをすること。具体的には… ①子どもの考えを聞く。②一緒に考え、最後は子どもに決めさせる。③結果を急がず、じっくり待つ。

 

ご家庭ではどうですか?

 

就学に向けて、心配なこと、不安なこと、何かモヤモヤすることがありませんか?

年中組、年長組問わず、すぐに担任または壽福にご相談ください。

私達は、保護者の方と一緒に考え、思いに寄り添える園でありたいと考えています。

 

文責:壽福

 

 

 

 

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