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2022.07.12

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一緒に楽しむ気持ち(0歳児 れんげ組)

最近の子ども達の様子


最近のれんげ組の子ども達は、相手を眺めたり、互いに見つめ合ったり、微笑み合っていた姿から、相手に触れてみよう!と、直接的な関わりを楽しむ姿へと変化してきています。

この一歩を踏み出す姿は、こども園の環境(人・物)に慣れ、安心の基地となる大人が近くにいるという”安心の気持ち”が育まれてるからこそ見られる姿だと感じています。

そして、毎日の「感触遊び」や「感覚遊び」の中で、砂、黒土、泥、水、湯、氷や、アジサイなどの季節の草花や葉(赤紫蘇、青紫蘇)、枝等の、自然の中にある多様な素材に、手で触れ足で触れ、匂いを感じたり、口に運んだりしています。

そのような経験の中で、五感をフルに働かせて生まれた「わたしの気持ち」を、表情や喃語等で伸び伸びと表現しています。

 

 

読み聞かせから


喃語を話す発達段階の子どもにも、絵本の読み聞かせをしています。

自由に絵本を手に取れるよう、床に近い、低い位置に設置された本棚から、「読んで!」というように、お気に入りの絵本を差し出してくる子どもがいたり、本棚の絵本を片っぱしから引き出しては一冊ずつ眺めたりする姿もあります。

 

錦ヶ丘では、保育者が担当クラスに限らず、全学年の子どもと関わる機会が多くあります。その中で、読み聞かせに参加している子どもの姿が、ましゅまろはうすの0,1歳児と他学年の子どもとでは、大きく異なる姿があることを改めて感じました。

それは、他学年の子ども達は、読み聞かせが始まると、ぐっと絵本の世界に入り込み、視線が絵本から離れないということです。

0,1歳の子どもは、絵本と絵本を読む保育者とを交互にみて、アイコンタクトしているのです。それは絵本に集中していないのではないと私は考えています。

 

この月齢の子どもにとって、絵本は子ども自身の楽しみであると同時に、読み聞かせる大人と一緒に楽しみたい、気持ちを通じ合わせて遊ぶ時間なのです。そのため、読む大人と視線を合わせてきます。

ご家庭での絵本時間には、保護者の膝に抱かれて座り、大人のぬくもりを感じながら安心の気持ちに包まれ、絵本の世界を楽しんでいる子ども達も多いのではないでしょうか。

 

 

「楽しい!」「うれしい!」と満面の笑みで、保育者にアイコンタクトしてくるサインは、まるで一緒に遊びを楽しもうと誘っているようです。

興味・関心の世界を広げ、子ども自ら「やってみよう!」と、挑戦する。その中で不安になったら、また安心できる大人に戻ってきて、「大丈夫!」と心のエネルギーをもらい、再び挑戦していけるよう、子どもの「ね!みて!」のアイコンタクトの表現を一緒に楽しんでいけるように関わっていきたいと思います。

 

 

文責:福山

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