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2022.08.29

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愛着のはなし(0歳児 れんげ組)

子どもたちが、こども園で安心して過ごしているなと感じる場面が増えてきています。

それは好きな遊びに集中して取り組んでいるときや、汚れることを気にせず、給食を思いきり食べているとき、

お母さんと離れる時に、「行ってきます」とバイバイできるようになった時など、感じる場面は様々です。

それに加え、私達保育者を後追いするような姿が見られてきたことも、こども園という場所で安心できる大人を見つけたということであると感じ、嬉しくなります。

愛着形成ってそもそも何?


子どもたちがお母さんを求めて泣くのは、愛着関係がきちんと形成されているからです。

子どもが不安な時や困っている時に、身近な大人に抱っこしてもらうことで、

「この人は大丈夫な人!安心できる!」と感じます。その一連の流れで愛着が形成されます。

この行動を繰り返すことで、特定の大人との愛着関係が定着してきます。

(大人とカラーボールで「どうぞ」「ありがとう」のやり取りをしています)

 

愛着形成がきちんとなされなかったらどうなる?


愛着形成ができていないと、大人になった時、人との関わり方が分からず、生きづらさを感じてしまうと言われています。

例えば、

・過敏に警戒する。人との関わりを嫌がる。
・相手が望む“いい子”になる。頑張りすぎる。
・他者との距離感が理解できず、近すぎてしまう。
・逆に知らない人でも、警戒心なくどんどん話してしまう。

などがあげられます。

将来このような生きづらさを感じないためにも、この時期にしっかりと愛着を獲得する必要があるのです。

 

噛みつきやひっかきも大事な意思表示のひとつです!


私たちは、保育の中で、子どもたちの感情に寄り添い、受容をしています。

それは、上記の例の様に、大人になった時に、人間関係で生きづらさを感じないようにという願いからくるものでもあります。

れんげの子どもたちも、少しずつ自分の感情を喃語や指差しなどの行動で示してくれています。

噛みつきや、ひっかきも意思表示の一つですので、気持ちは受け止めつつも、してほしくない行動は止めていけるように努めていきます。

そのような関わり方を、積み重ねることで、成長と共に自分の気持ちに折り合いをつけたり、相手の気持ちを考えたりできるようになっていきます。

 

 

保護者の皆様、いつもあたたかなお言葉をありがとうございます。

噛みつきやひっかきなどの連絡に、ご心配をおかけしてしまう事もあるかと思いますが、保護者の皆様と一緒に子どもたちの成長を引き続き見守っていけたらと思っている次第です。

ご家庭でも、何か困ったことがあったらいつでもご相談くださいね。

9月かられんげ組は1人友達が増え、9人で過ごすことになります。

さらにパワーアップしたれんげ組を全員で楽しみます!よろしくお願いいたします。

文責:中村

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