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2022.11.30

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本物に触れる~音を通して五感を刺激~

11月1日に 昨年度まで本園職員だった山口茉実さん(マリンバ・パーカッション)と池田有沙さん(電子オルガン)をお迎えし、リズム室で演奏会を実施しました。

錦ヶ丘では、1年間の中で稲作、味噌づくり、ぬか漬け、メルヘン館見学、秋の味覚会、クッキングなど、様々な活動を保育の中で行っています。

 

今回の演奏会の計画もその1つで、活動には「本物を知り、触れる」という大きなねらいがあります。

『幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿』の、次の2点の育ちにつながってほしいと願いも込められています。

〇 社会生活との関わり~生活に関係の深い情報や施設などに興味や関心をもつように

〇 思考力の芽生え~新しい考えを生み出す喜びや楽しさを味わえるように

 

本物の体験は、子どもにとって難しいのではないか?と思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

しかし、「子どもだからわからないではなく、子どもだからこそ感じる五感」が刺激されます。子ども達がどんな反応がするか、保育士はワクワクです。

今回はどのように子どもたちの五感を刺激したのでしょうか?

 

本物の音に触れる体験

楽器の音がリズム室いっぱいに広がり、子ども達の目と耳は演奏者と音に釘付けです。

演奏中には踊りだす子どもや保育士もいました。音楽は楽しく、音を聞いていると体が動き出すのでしょうね。

演奏を聴く子どもたちの姿は楽しそうで、生き生きしていて、とても素敵でした。

 

楽器に触れる体験

楽器に触れる体験の時間も計画してみました。

うまく音がでるかな?

変な音でないかな?

この押したらどんな音出るのかな?

と、最初は恐る恐る触っていましたが、マリンバや電子オルガンに触れ、音がなると、次第にドキドキから楽しい気持ちになっていたようです。

一人ひとりどんな気持ちで楽器に触れ、どのように思ったのでしょうか。子ども達一人ひとりのいろいろな気持ちや思いを大切にしたいです。

 

 

演奏会の後…

演奏後は、演奏者の山口さんや池田さんに手作りの手紙や花を贈り、楽しかった思いを伝えつつ、名残惜しさを感じながらのお別れしました。

 

翌日の連絡帳にはこんな連絡がありました。

〇 昨日は「今日演奏会でめっちゃ凄かったよー!」と興奮気味に教えてくれました。生の音楽に触れて、音のダイナミックさを身体中で感じたようです。

〇 生の演奏や楽器に触れられてよかったです。

また、年中組では、園にある打楽器を用意すると、音を鳴らし、楽しむ姿もみられました。

 

生の演奏を聴いたり、楽器に触れたりすることで、「自分もしてみたい。」「音楽きくの楽しい。」「楽器を演奏してみたい。」という思いにつながるといいなぁと思っています。

そしてまた、次の「本物を知り、触れる」を保育の中で計画していきたいです。

 

文責:壽福

 

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