お知らせ

2023.01.25

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やりたい事いっぱい (4歳児年中組)

3学期がスタートし、友だちと一緒に遊ぶ事を楽しんでいる年中組の子ども達。

先日、サークルタイムでやってみたい事をみんなで話し合う時間を作ると、運動遊び、新聞遊び、段ボール遊び、外遊び、工作、積み木、かるた、こま、凧あげ、お絵描き、ままごとなどなど、意欲ある意見が次から次へと出てきて、活気溢れる話し合い活動になりました。

 

早速、この時期ならではの正月遊び(昔遊び)のコーナーを準備しました。

福笑い、かるた、駒回し、羽根つき、凧上げなど、大人にとってはなんだか懐かしい遊びですが、子ども達にとっては初めて出会う遊びもあり目を輝かせながら

「それ何?」

「どうやって遊ぶの?」

と興味を持ち、見よう見まねでチャレンジしながら友達と一緒に遊ぶ姿があります。

大人が遊び方を詳しく教えなくても、子ども同士で教え合い一緒に考えながらルールを決めて、遊びの輪が広がっていく姿に成長を感じます。

今回は、沢山の学びがある正月遊びをどうのように楽しんでいるのか紹介していきます。

 

福笑いコーナー

目隠しをして、おかめの顔に目や鼻などのパーツ置くのですが、実際やってみるとこれがなかなか難しい‼︎

指先でパーツの形を確かめ、手の感覚だけで置く位置を決めるので、見えない分指先への集中がグッと高まります。

「それは目だよ。」

「もっと上上、ちょっと下かな。」

周りで見ている友達が言葉でヒントを伝えてくれます。

周りで見ている友達は、伝えることの難しさやもどかしさを感じながらも、おかめの顔の面白さを見て楽しんでいます。(言葉での表現、伝え合い)

友達のヒントを聞きながら、目の位置や口の位置、向きなどを頭の中でグルグル考えて置いていきます。(指先の感覚と思考力や集中力が培われます。)

福笑いのコーナーでは、パーツを置く度に笑いや声援が聞こえ、目隠しを外すとドッと大きな笑い声が溢れます。

『笑う門には福来る!』

にこやかな笑い声で、クラスも明るくなります。

その笑い声に誘われて、やってみたいと思う友達が集まってきて、メンバーが入れ替わりながら自分のやりたいタイミングで楽しんでいます。

もっと笑いたいのか、顔のパーツを手作りする姿もありました。まだまだ「福笑い」続きそうです。

 

かるた遊び

子ども達だけで遊べるかな?と少し不安でしたが、大人の想像を超えて楽しく遊びが展開しています。

遊んでいる様子見ていると、文字を知っている子も知らない子も、1つのテーブルを囲み笑顔で楽しんでいます。

文字を読める子が率先して読み手になり、沢山取る事を競っている子、雰囲気を味わって楽しんでいる子、じっと見て聞いて覚えようとしている子など…。

なかなかカードを取れない子が取りやすいように、ヒントを出しながら読んでくれる優しい読み手の姿も見られます。

「昨日より沢山取れた。」

「今日は3枚も取れた。」

と言う子どもの嬉しいつぶやきも聞こえてきます。

読み手をする友達や、沢山取れる友達に憧れて、自分もやってみたいという気持ちも芽生え、遊びの中で見て聞いて楽しく文字に触れることにより、文字への興味関心や意欲が培われています。

ここで大切なのは、子どもは文字を覚える為にかるた遊びをしているのではなく、遊びの中で学んでいるという事です!

遊びの中で培われる一人ひとりの気持ちに共感しながら、成長を見守っていきたいと思います。

 

こま回し

どうやったら回るかな?

いろいろな方法を試しながら楽しんでいます。親指と人差し指の使い方を工夫したり、手のひらを使ったりしながら試しています。こまによって回り方が違うので、遊びながら習得しているようです。

「すごいね!」

友達が回したこまに感動する声も聞こえてきます。

友達と競ったり、一人でじっくりチャレンジしたりと遊び方は様々!

手先の使い方や集中力が培われています。

また、オリジナルのコマ作りにも遊びが発展しています。紙コップを切って広げたコマや、廃材を組み合わせたコマができています。回る色を楽しむ為に色付けも工夫していました。

何で回らないの?

ペットボトルのキャップをどこに付けたら回るかな?

友達のコマを見たり、作り方を聞いたり考えたりしながら積極的にコマ作りを楽しんでいます。

 

 

この他にも凧作りやすごろくなど、いろいろな遊びに興味を持ち友達と一緒に遊ぶ事を楽しんでいます。

一人ではできない遊びも、友達がいるからできる!

友達と一緒に遊ぶから楽しくなって、どんどん遊びが広がっていく!

楽しいからもっとやりたい!もっと遊びたい!に繋がっていきます。

もっと遊びたい!と思う子ども達のやる気スイッチを大切に、3学期も楽しく遊び込める環境を整えながら、子ども達の成長を見守っていきたいと思います。

 

文責 宮原

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