お知らせ

2023.03.25

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れんげ組(0歳児)〜つくし組(1歳児)への進級に向けて

4月からは、いよいよ1歳児クラス(つくし組)に進級します。

「進級したら何がどう変わるのかな?」と保護者の皆様の中にも、気になったり不安になったりしている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

今回のブログでは、進級するとどのような環境の変化があるのか、保育する上でどのような事に配慮しているのかということについてお伝えし、進級への不安を少しでも解消して頂けたらと思います。

 

環境の変化

①担任が変わります。
クラス発表で、お知らせいたしました通り担任が変わります。保護者の皆様の中には、担任が変わることへの不安がある方もいらっしゃるのではないでしょうか?

錦ヶ丘では園全体でチームとして保育をしています。担任だけがクラスに携わるのではなく、年間を通じてクラスや学年を超えて様々な職員が0歳から5歳児までの子どもの育ちに関われるように職員配置を工夫しています。

これまでも、担任が休みの日に、他学年の担任やサポート教諭がれんげ組に配置されることもありました。また、早朝や夕方からの保育では、担任以外の職員が子どもの保育に入り、様々な視点からお子様の育ちを見守りサポートしています。

 

②保育士数が変わります。

国の配置基準では、0歳児は、子ども3人につき大人1名の配置となっています。1歳児は、子ども6名につき大人1名の配置になります。

現在、4月を見据えて、保育者2名の視点から9名の子どもを保育する活動を実施し、進級後の姿を予測し子どもの実態を把握する時間を少しずつ増やしています。4月、5月は、新入園児がはじめて集団生活に入る不安から、泣くことが予測されますので、こあら組の職員やれんげ組(0歳児)の職員と連携を図りながら保育を行っていきます。

 

③新入園児が仲間入りし、人数が増えます。

在園児8名が進級し、7名の新入園児が入園し15名でスタートします。新しい友達を迎え、嬉しさと共に悔しい気持ちや一緒に涙が出てしまうこと等、様々な姿が見られてくると思います。

園生活に慣れている進級児にとっても、進級後は新しい環境。進級児の心の動きにも丁寧に向き合い、思いを受け止めていきます。ご家庭での変化がありましたら、遠慮なく教えてくださいね。

 

④部屋が広くなります。
れんげ組の保育室の、約2倍程広くなります。探索活動が広がっていくこの時期のお子様が、成長に合わせて安心してのびのびと過ごせるよう、安全面に十分配慮しながら環境を工夫していきます。

 

⑤タオルやカバン棚にお子様のマークが付きます。
お子様の荷物を入れる棚とタオル掛けに、お子様のマークシールが貼られます。自分のマークを持つことで、マークへの愛着を持ち自分の持ち物を少しずつ認識するようになっていきます。
また、友達のマークと顔が一致するようになっていきます。(幼児期までに育てたい10の姿「数量や図形、標識や文字などへの関心・感覚)

 

生活の変化

1歳児に進級しても、一日の生活の流れの大きな変化はございません。これまで通り、一人一人の「眠たい、疲れた、甘えたい、なんだか寂しいな」等の様々な気持ちに寄り添って保育をしていきます。

秋以降は、新園舎が完成し、ましゅまろはうすから引越しをします。新園舎での生活は、0・1歳児クラスがワンフロアの保育室で一緒に過ごすようになります。0歳児〜1歳児は、成長・発達における月齢差や個人差があるため、年齢にとらわれず、よりお子様の成長や発達に合わせた環境の中で保育を行うことを目的としています。
今よりもっと、子どもの育ちが最善なものになっていけるよう、工夫していきます。

 

終わりに

4月を迎えるにあたり、新担任、現担任で、午睡時間や土曜日の子どもの登園数が少ない日を活用して、子どもや保育の引き継ぎなどを行っています。お子様の事やクラスの様子等について共有しています。また、新担任が、れんげ組(0歳児)の保育に入り、日々子どもと関わり、進級への移行がスムーズにいくよう計画的に保育を進めています。

とはいえ、新しい環境への変化や子ども同士の関わり合いの中で、情緒の変化も出てくると思います。ご家庭では、夜泣きをしたり、抱っこを求めることが多くなることもあるかと思います。

園では、言葉にできない思いを噛みつきや引っ掻くなどの行動で表現する姿も増えていくことが予想されます。職員は、瞬時の動きを止められるよう見守りますが、複数の子ども達を見守っていると、とっさの行動を止めきれないこともあるのも現実です。どのお子様も成長過程の中で手が出ることや噛み付く姿が出てくる可能性があります。集団生活の中で、子どもが人の痛みや感情のコントロール、相手の気持ちを感じ取り、その場にあった行動ができるようになるための学び合いではありますが、私達職員もそのような姿が心が育ってきている証拠とは思いつつ、嚙みつかれてしまった子・噛みついてしまった子、両者に対して噛みつきを防げなかったことに大変心苦しさを感じます。

 

我が子が噛まれてしまったと聞くと、保護者の皆様もつらい気持ちになられると思います。「痛かったね」と、お子様の思いを受け止める関わりを、園でも大切にしていきます。

一方で噛みついてしまった・手が出てしまったお子様にも、「○○が嫌だったんだね」と行動の原因となった感情は受け止めつつ、「噛むのは痛いからやめようね」と、行動について伝えています。ご家庭でも、お子様の気持ちは受け止めながら、してほしいこと・しないでほしいことをお子様に伝えて頂くことも大切にしていただけたらと思います。

 

今年度も残すところ数日となりました。ご不安や心配なことなどありましたら、いつでもお声かけくださいね。

 

文責:山﨑

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