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2023.03.31

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共に過ごした時間の中で(年少 3歳児 うさぎ組)

桜の花も満開となり、あっという間に一年が過ぎようとしています。年少組の子ども達も風に舞う桜の花びらを追いかけたり、集めたりしながら遊んでいます。

来年度のクラス発表もあり、「ぼく、たんぽぽ組になるんだ!」「〇〇くんと一緒だったよ!」と年中組への期待も高めている様子が伺える年少組の子ども達。その姿に、喜びと切なさを感じながら、最後の一週間を過ごしました。

この1年、友達との関わりの中で、一人ひとりが自分の思いを精一杯表現できるようになり、やってみたいことを思いきりできるようになりました。

共に過ごした時間や毎日の経験が、今の子ども達の成長につながっている事を感じている日々です。

 

修了式では…


3月17日は修了式でした。全員が揃う最後の日。学年で集い、今年一年を振り返りました。

楽しかったこと、嬉しかったこと、頑張ったこと、悲しかったこと、寂しかったこと・・・。質問を投げかけると、子ども達は、この一年を振り返りながら思いを伝えてくれました。

その中で、転園する友だちや退職する職員にも歌のプレゼントをしました。

お別れを知り、涙を浮かべる子ども達の姿もありました。

大好きな人とのお別れは、寂しいですが、みんなでこれからの生活を錦ヶ丘から応援したいと思います。

 

この1年で経験したこと…。


4月、新入園の友達を迎え、進級組子ども達はどこかお兄さん、お姉さんのような雰囲気をかもしだしながら過ごす姿がありました。

新入園の子達は、右も左もわからず、嬉しそうに登園する姿に保護者の皆さんの方が後ろ髪を引かれていました。

泣いて離れられない日もありました。いつの間にか、泣かずに「バイバイ!」と登園できるようにもなりました。

「新しいお友達がね!」「〇〇マークの子がね」と言っていた子ども達もしっかり名前を覚えて呼び合う事ができるようになりました。

小さい友達には、優しさを持って、お世話をしようと頑張っていた子もいました。

時に、自分の思いが伝わらない歯痒さに、手が出てしまったり、「嫌い!」って言ってしまったこともありました。

その子達も、いつしか、友達に対して自分の気持ちを言葉で伝えられるようになり、噛みつきやひっかきも減ってきました。

嫌な事があっても「やめて!」「嫌だ!」と言えなかった子も、言えるようになり、今では自分の気持ちをぶつけながら、仲直りもできるようにもなりました。

給食が食べられなかった子も、少しずつ食べる事ができるようになり、おかわりもしてくれました。

進級に向けての話し合い活動では、色々な人への感謝の言葉が溢れていました。

こんなにできるようになったことが増えたことに、保育者は喜びを感じています。

様々な活動や、話し合い活動を通して、子ども達の心の成長を感じたこの一年はあっという間に過ぎていきました。

これから年少組の子ども達は、どんな年中組さんになるのでしょう。

きっと、友達との事を大切に思える、素敵なお兄さん、お姉さんになっていくのだろうと思っています。

共に支え合いながら…


保護者の皆さんとも、いろいろな事をお話しさせていただきました。

一緒に子ども達の成長・発達のために考え、喜びや悔しさを共有できたこと、とても大切な時間でした。

私自身も子育てをする中で、悩みは尽きませんが、一筋縄では行かないからこそ、楽しいのだと思っています。

今悩んでいることも、時がたてば懐かしく、可愛らしいエピソードとして思い出になります。

苦しい時は、1人で悩まずに助けを求めてください。人は、誰かに話をすることで、自分の思いを整理し解決策を見つける事ができると誰かに言われた事があります。(だから私もいろんな人に話を聞いてもらっています。)

たくさんいるこども園のスタッフも皆さんの応援団です。色々な人に話を聞いてもらって、一緒にその時の最善の方法を見つけられるお手伝いができればと思っています。

 

1年間、本当に幸せな時間を過ごす事ができました。

これからも子ども達の成長を共に支え合いながら、一緒に見守っていきたいと思います。

 

文責:田中

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