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2023.03.31

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みんなちがって みんないい!(1歳児 つくしぐみ)

桜の花びらが舞い散る今日この頃。
つくし組(1歳児)での1年が終わり、4月からはくるみ組(2歳児)クラスへと進級です。
入園したての頃は「さみしいよ」「不安だな」「抱っこしてほしい」の気持ちを泣くことで思いきり表現してくれていた子ども達。
1年前の写真を見てみると、どこか赤ちゃんぽさも残っていますね。
この時期は、自分でやってみたい気持ちと、甘えたい気持ちでの揺らぎから、癇癪を起こすこともあります。
その日の気分によって、「自分で!」の気持ちに満ち溢れている時もあれば、「できない!」「やって!」と甘え、泣いたり怒ったりする姿も見られます。
こどもの「じぶんで!」の姿を見守る時に私たちは以下のことを大切にしています。

1、 まずは自分でやってみる。
着替えの時や食事の時など、いろいろな場面でついつい大人が手を出してしまいがちですが、「○○してみよう」と声かけをしながら少しでも“自分で”できる部分を作り、できな  いところはさりげなく手伝っています。

2、 時には甘えを受け入れる。
少しずつ出来ることが増える一方で、「してほしい」と訴えることもあります。
「自分で」と主張する事が増えた子ども達ですが、頑張る一方で甘えたいときもあり、行きつ戻りつなのも1歳児の特徴であります。
そんな時は子どもたちの思いを受け止めるようにしています。気持ちが満たされることで、また「やってみよう」「頑張ろう」という意欲に繋がります。

3、 認める・褒める。
子どもなりに一生懸命頑張っていますが、「自分で」と言う割には、正直できないところの方が多くあると思います。
でも、こどもが“やってみよう”“がんばろう”というその姿を十分に認めてあげることが次への意欲に繋がります。少しでも“自分でできた”という達成感を味わえるようにし、「できたね。やったね。」と褒められることで、自信となり、意欲も高まっていきます。

 

「大人がした方が早いから」「大人がした方が上手くいくから」と、ついつい先回りしたり、手を出してしまうこともあると思います。
全て大人がすることで手間や時間がかからず、思うように進めていくことが出来ます。
しかし、それでは、子どもたちの自発性や自信、意欲等を奪ってしまい、大人がしてくれるのを待つ子どもになってしまいます。

もちろん、命に関わることや、他人を傷付けることは避けなければいけませんが、失敗したりうまくいかない経験が成長へとつながっていきます。

子どもなりに一生懸命頑張っていますが、「自分で」と言うわりには、できないところもまだまだ多くあると思います。
でも、こどもが“やってみよう”“がんばろう”というその姿を十分に認めてあげることが次への意欲に繋がります。

見守る、待つの根底には子どもに対しての信頼が存在します。
子どもが本来持っている自分で育とうとする力を信じて、一人ひとりの思いに寄り添いながら、見守っていくことが大切だと感じています。

最後になりましたが、この1年たくさんんのご協力を頂きありがとうございました。保護者の皆様とお子さんの育ちを見守り、時には共に悩みながら、成長した喜びを共有できた事は私にとっても大きな喜びでした。

個性豊かで元気いっぱいのつくし組の子ども達。
みんな違ってみんな良い!
一人ひとりがそれぞれの素敵なところを大切にしながら、これからも身体も心ものびのびと育っていく事を願っています。

文責:淵上

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