お知らせ

2023.05.09

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安心して過ごせる場所に (1歳児 つくし組)

新学期がスタートして、あっという間に1ヶ月が経ちました。

新しい環境の中、不安で泣く事が多かった子ども達も、今ではすっかり園生活に慣れ、ニコニコと笑顔いっぱいで過ごせるようになってきています。

朝、泣いて保護者から離れられなかった子ども達も、保育者が

「おはよう。」

と手を差し出すと、ニコッ!と笑顔で手を伸ばしてくれるようになりました。

安心できる場所、安心できる人として心を開いてくれた事を、とても嬉しく感じています。

進級児も新入園児も、友だちの存在を意識し触れ合う場面や、好きな場所に行って遊べるようにもなってきましたよ。

園庭大好き!

子ども達は園庭で遊ぶ事が大好きです。保育者がお散歩用カートの準備を始めると、それに気づいた子ども達が

「あっちー。」

「いくー。」

と指差ししながら外に行きたいと猛アピール!

帽子を自分で取りに行こうとする子も!

また友達の動きを見て、自分も行きたいと、両手を上げて(抱っこしてカートに乗せて〜)のポーズをする子も!

子ども達は大人の動きや友だちの動きをよ〜く見ています。子どもなりに状況を判断しながら気持ちを伝える行動ができている事に感心します。

カートに乗ると、心地よい風を感じながら、満足そうに外の景色を楽しんでいるようです。

風に揺れる鯉のぼりを指差して、

「わあ〜。」

と、目を輝かせる姿もあります。

カートで園庭散歩しながら砂場に着くと、両手を上げて(降ろして)ポーズで、遊びたい気持ちをアピールしたり、

「おりるー。」

「あしょぶ!」

「あっ、あっ」

と、言葉で伝えてくれたりもします。

自分のしたい事やしてほしい事などを、表情や指差し、言葉や動作で表現し、保育者に伝えられるようになったのも、素敵な成長だと感じます。

保育者が、一人ひとりの気持ちを受けとめながら、

「遊んでおいで!」

と降ろしてあげると、

砂場で両手にスコップを持ち遊び始める子、

三輪車を見つけて乗ってみようとする子、滑り台で遊び始める子、

一人ひとりが自分のペースでやりたい遊びを始めます。

1歳児はまだまだ集中時間が短い為、1か所でじっと遊ぶことは少なく、園庭を散策しながら目につく楽しそうな事や、やってみたい事など、様々な遊びをやってみようとしながら楽しんでいます。年上のお友達が遊ぶ姿に刺激を受け、自分も!と、真似る姿もあります。

どの遊びでも、短い時間でも、子ども達は真剣です。

大人から見ると、ちょっとその三輪車は大きすぎるよ!という場面もありますが、

「足がとどかない!」

「前に進まない!」

「どうしよう?」

と、体を前後に揺すってみたり、考えたりしながら、自分が納得するまで試行錯誤する姿もあります。

そして無理だと思った時に、

「降りよう!」

「あれ?降りれない!」

「助けて!」

と、保育者を求めたり、何とか自分で降り、満足気な表情を見せたりと様々です。

保育者は、その過程を大切に、安全を確保しつつ近くで見守り、気持ちをしっかり受けとめます。

そうすることで子ども達は、安心感と満足感からニコッと笑顔を見せ、また探索に出かけて行きます。

大人の見守りの中、安心して伸び伸びといろんな事を体験しながら遊ぶ姿に、逞しさを感じます。

水遊び大好き

錦ケ丘の園庭にはビオトープがあります。

暑さを肌で感じた子ども達は、この水辺に集まり、びしょ濡れになりながら水の遊びを楽しんでいます。手でバシャバシャかき混ぜて水の感触を楽しんだり、葉っぱや小石が流れる様子を不思議そうにじっと見つめたりしながら、思い思いに遊んでいます。

水辺の近くにできた水たまりに座り込んで、泥まみれになりながら遊び、水に濡れる感覚や、水や泥の感触など遊びの中でたくさんの刺激を全身で受けることで、表情がコロコロと変わります。

表情が動くということは、心が動くということ!

感受性豊かに、様々な遊びを体験して欲しいです!

保護者の方々にとって、泥や砂で汚れてしまった服の洗濯は大変だと思いますが、遊びが学びの大切なこの時期、「いっぱい遊べたね!」と温かく見守っていただけると幸いです。

これからますます暑さも増し、梅雨も来ます。

自然を肌で感じ、五感でいっぱいいろんな事を吸収しながら、伸び伸びと遊べる環境を整えていきたいと思っています。

また、安心と達成感から、にっこり笑顔が溢れ、表情豊かに過ごせるよう、一人ひとりの心の動きをしっかりとキャッチしながら寄り添っていきたいです。

文責 宮原

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