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2023.07.12

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みんな意見を持っている!(年長 たけ組)

5月末に運動会を終え、クラスの団結が強まったように感じながら様々な活動に取り組むことができるようになった年長組。

日頃から「思いの伝え合い」を生活の中で大事にし、年齢に応じてサークルタイムを設け、思いを伝え合う経験を大切にしています。

運動会までの取り組みの際も、サークルタイムを活用し、話し合いを重ねました。

年長児はさらに今年一年を通して、子どもたちが自分の思いを伝える機会や、その反対に、友達の意見を聞く機会がどんどん増えていきます。

 

まずは自分の意見を伝えられるように!


自分の意見を伝える時に、勇気が必要な子どももいます。

自分が伝えようとしている考えや意見が間違っていたり、的外れな事だったりするかもしれないという恐怖もありますし、大勢の人の前などの場所や、知らない人同士などの状況に応じて緊張してしまうこともあるかなと思います。

私もその経験があります。

そこで、年長組では、2~3人での少人数での話し合いやみんなで考えたいことをサークルタイムの時間を使って、保育者と子ども、子どもと子どもで対話をすることを大切にしています。

上の写真は童具を使って、高くするにはどのように組み立てれば良いか話し合いをしています。

少人数で話し合いを行うことで、普段なかなか自分の思いを伝えることが難しい子どもも、周りの目を気にせず、自分の意見を伝えることができ、周囲の友だちや大人に意見を認めてもらうことで「言っても大丈夫なんだ」と安心感から「自分の意見を言ってみようかな。。」と気持ちが持てるようになります。

 

サークルタイムを通して、みんながみんなを大事に思えるように!


誰かが話を聞いてくれるというのはとても嬉しいことです。

自分の話を聞いてもらった子どもは、他の子どもの話を聞こうとする気持ちが生まれます。

それは、子ども同士が多様な個性を持った仲間に対する尊厳(思いやり)の気持ちを持つことに通じます。

この一年、思いを伝えたり、友だちの思いを知ったりしていく経験をたくさん積んでいけるように遊びを広げていきたいと思います。

ぜひご家庭でも「今日は何して遊んだの?」「そのときどう思ったの?」という気持ちの部分まで聞いて頂けると嬉しいです!

 

引用:子どもが対話する保育「サークルタイム」のすすめ 大豆生田啓友 豪田トモ 著

文責:中村

 

 

 

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