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2023.12.02

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童具の活動(童具担当)

私は、昨年度に引き続き、今年度も園の保育の3本柱である童具の担当をしています。

童具の担当は、童具について学び、担当学年で活動を行うことで、童具の遊び方や童具の種類などを職員に伝える役割をしています。

子どもに童具の楽しさを伝えたり、童具の魅力を伝えたりすることも担当の一つです。

今回は、童具の担当として、0歳から5歳まで遊ぶことのできる魅力あふれる童具の世界を、私の学んだことや感じた事などをお伝えしたいと思います。

ママボール

ママボールの活動は、3歳児クラスで行いました。転がす・投げる・弾む・止まるなど球体の特性をママボールを通して感じることができます。

「友達まで転がすには…どのくらいの力をいれたらいいのか?」「投げたボールが跳ねている!」など、子どもが試行錯誤する中で、球体の特性を学んでいる姿が見られました。

雨樋や机を使い、転がす遊び・オガンジーを使ったママボールシャワー(下記の写真)をしました。また、1歳児クラスでは、オーガンジーを広げると子どもが自分の好きな位置に寝転がっていましたが、3歳児クラスでは、どの位置にボールがくるか考えたり、友達にぶつからないように寝転がったりと、普段の遊びやリズムの経験から「友達とぶつからないためには、どうしたらいいか?」「どのあたりに居たら、ボールがくるのか?」などを理解して、間隔をとりながら寝転がる姿ありました。年齢に応じて、子どもの見せる姿の違いを感じとることができました。

 

床を転がす遊びから、雨樋や机を使うことで

「これ(机)とこっち(雨樋)だと速さが違うね!」

「上から転がすとまっすぐなのに、下から転がすと曲がっちゃう」など、子ども達の発見はいっぱい!

勢いよく転がるボールにワクワク感が止まらない様子がありました。

友だちと早さ比べをしたり、転がったボールを追いかけたりと、自分なりに工夫して遊ぶ、楽しいだけではなく、「どうしてだろう?」と考えることも童具の活動の魅力だと感じています。

 

街づくり

年長(5歳児)のクラスでは、

積木を使って街作りをしました。
家を作り、家同士を道で繋いで街にしました。

子ども達は、

「ヤギと犬が暮らす家」

「2階にプールのある家」

「太陽光パネルで自家発電のできる家」など、それぞれがテーマを持ち、発想豊かな表現力で積み木の活動に集中して取り組んでいました。

 

家を作るだけでなく、「誰が住むか?」「どのような機能をつけるか?」など、実際にその家での暮らしを想像しながら遊びを組み立てていく姿を見て、「これまでの経験が生きているな」と感じました。

子ども達が「身の回りにある建物ってなんだろう?」と悩むのではないかと思い、「しんかんくんまちにでる」という絵本の一部や、建物のイラストをテレビに映しだし街並みをイメージしやすいような工夫をしました。

 

年中組(4歳児クラス)では、「お店(お花屋さん・髪切りやさん)」など、それぞれ作りたい物をイメージしてから活動に取り組みました。

建物が完成するころをみはからって、建物を道で繋ぐことを提案しました。それぞれ街を作って繋げると、ディズニーランドみたいだね!と素敵な意見が聞こえます。
最後は街が壊れないようにしながらも、自分の家について説明することもできました。

片付けの中で

直方体・立方体など、積み木の名前と形を意識しながら片付けていく姿に、年中・年長の子どもがこれまで積み木で遊ぶ中で、覚えてきたのだと感心しました。

年長の遊びを見ていると、これまでの積み木遊びの経験から、イメージを表現する姿があったり、友達の積み木は崩さないというルールの中で遊ぶ姿があったりしました。

この姿から社会性を育むことができるのだと思いました。

 

これからも様々な学年での童具の活動を通して、童具の魅力を感じ発信していきますので、ぜひご覧ください!

年長・年少以外の童具遊びの様子は下記のブログに載っています。

https://yoshii.ed.jp/nishikigaoka/info/article_44286.html

文責:池田

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