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2024.03.30
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子どもにセックスをどう伝えますか?

私は、保健室で養護教諭している時に、子ども達に「セックスってみんなはどんなことだと思っているの?」とセックスの話をよくしていました。
みなさんは、「セックス」というとどんなことを想像しますか?「赤ちゃんはどうやってできるの?」という子どもの質問にどう答えますか?
1 鹿児島県立隼人工業高等学校の生徒さんに「性の知識」のお話をしました。
15歳~18歳の生徒さんに、これから必要となるであろう「性の知識」の話を60分かけて話をしました。
話の内容としては、次のようなことですが、生徒さんはどんな顔で聞くと思いますか?
最初は、恥ずかしさの裏返しなのか、ちょっとふざけた言葉を発する生徒さんもいましたが、話をすすめるうちに、とても真剣に聞いてくれました。
「性の多様性 SOGIEのこと」
「妊娠・中絶・不妊のこと」
「セックスのこと」
「結婚・出産の選択のこと」
「家族の多様性のことや養子縁組のこと」
とっても人生において大事な話で、たぶん学校でも家庭でも聞いたことがない話です。
2 「セックス」って神秘的なことで人間の不思議がいっぱい
「セックスのこと」でどんな話をしたか紹介します。
私が、『「セックス」って知ってる、どんなこと?』と聞くと、大きな笑いの渦が起こりました。
「おっ、笑いが起こったね。どうして笑うのかな?」「恥ずかしい感じの笑いかな?」「どう?」と語りかけていきます。
「私はね、セックスってとっても神秘的な行為で、人間の不思議がいっぱいの行為で、セックスを科学的に知ると自分の命が愛おしくなる行為と思っています。そして、この場にわたしとあなたたち、あなたたちの同級生、この学校で学ぶ生徒として全員が今、この瞬間出会えていることがすごいことだと思います。どうしてそう思うのかを話していきますね。」
「セックスって、男の人のペニスが女の人のヴァギナに挿入されるんだけど、それはどうしてだと思う?」
もうペニスがヴァギナに挿入という言葉を聞いただけで生徒さんたちはニヤニヤ!!悲鳴までも聞こえてきました。
「あのね、精子ってね、空気に触れると運動性が低下するから、大事に元気な精子を送り届けるようにペニスがヴァギナに挿入するんだよ。」と語ると
「へぇっ~」という言葉とともに「そうなんだ!!」という少し真剣さのある空気が流れ始めました。
「そしてね、男性のペニスから1回の射精で約1~3億個の精子が出て、卵子まで届き、受精するのはその中の1個の精子なんだよ。」「みんなってそうやって生まれてきた貴重な命なんだね。人間ってすごいね。」と話をすすめます。
「男性の精子は精巣で作られるけど、女性の卵子は、産まれた時に原始卵胞として一生分の卵を持って生まれるんだよ。」とかいろいろ話をしていくと、もっと教えてほしいという感じで聞き入っていました。
3 どんな風に子ども達にいつから伝えますか?
よく子ども達の質問にあるのが、「どうやって生まれてきたの?」「あかちゃんってどうやってできるの?」というものです。
「恥ずかしいことですか?」「そんなこと改めて伝えなくてもいいと思いますか?」どう思われますか?
私は、「尊いこと」だと思うので、ぜひ0歳から理解できなくても、「あなたが生まれてきたことはすごいこと。」「神秘的なこと」「人間の不思議がいっぱいつまっていること」をぜひ話をしていいと思います。
「精子と卵子が出会い、あなたが生まれてきた。人間ってすごいんだよ。あなたはすごい人。生まれてきてくれてありがとう。」って
私たちが今のこの時代に誕生していること、そしてこの瞬間にお友達や保護者、園のスタッフとしてこの錦ヶ丘で出会えていることは本当にすごいことなのだと改めて感じてほしいです。
自分の命の尊さ、自分の命がどうやってできたかを知るって子どもの大きな栄養になると思います。そのことを自分のことを大事に思っている人から聞くって素敵です。きっと自分を大切にできるし、相手も大切にできる人になると思います。
セックスや家族、性の多様性については子どもでも理解ができる絵本がたくさんあります。ぜひ子どもと一緒に保護者の方も話をしてみませんか。
「あなたは特別な存在~性教育サークルタイム」←ここをクリックのブログも参考にしてください。
文責)壽福