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2024.04.18

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新年度~環境の変化による子どもの姿~(年少組:3歳児)

年少組は、15名の新入園児を迎え、つばき組20名 すみれ組20名(6月入所の園児を含む)で、1学期がスタートしました。

新入園児は、初めて家庭から離れて、集団生活の場に入り、小さな社会への一歩を踏み出しました。

進級児は、1階から2階の広い保育室になり、クラスや子どもの人数、大人の配置、ランチルームで給食など、環境が大きく変化しました。

親子で楽しみにしていた園生活、いざスタートすると、お子様が泣いたり登園を渋ったりする姿に、困惑しているのではないでしょうか?
環境が変化したことで、新入、進級園児共に不安から泣く、園に行きたがらない、夜泣きをする等の姿が見られる時期です。

そのようなお子様の姿を見ると、「園で、ずっと泣いているのかな?」「うちの子園で、対応してもらえているのかな?」と不安になることや家庭でお子様の対応に悩むことがあると思います。

新年度のよくある子どもの姿から、園での対応、家庭での関わりについてお伝えします。

 

新年度よくある子どもの姿

・園に行きたがらず、泣いたり叫んだり、怒ったりして、家や車から出ない。

・登園を楽しみにしていたのに、保護者との離れ際に「抱っこしてイヤだ!」と泣いたり、怒ったりしながら号泣したり、保護者にしがみついて離れない。

・慣れ親しんだ、担任や友達と離れた事を寂しがるような会話をする。

・「お家がいい!」と言って、園を休みたがる。

・夜泣きをする。

上記のような姿に、後ろ髪を引かれ、「うちの子どうしているかな?」と、心配になるものです。これらは、環境の変化による不安から現れる姿で、園生活に、安心感が持てるようになると次第にスムーズに登園できるようになっていきます。子どもが安心して、園生活が送れるよう、以下の様な関わりを大切にしています。

園での関わり〜安心感をもてるように〜

安心してください!園では、子どもの寂しい、不安な気持ちを十分に受け止めるよう関わっています。

・子どもの泣きには、泣き止むまで抱っこで対応しています。

・子どもの気持ちを、代弁して「ママがいいよね!」「お家がいいよね!」と、子どもの気持ちに共感し受け止めます。

・泣いている子どもが数名いるときは、他学年の職員や園長、主任、事務、Gメン(バスや園内の用務・保育の見守り、子どもにとってのおじいちゃん)、園内の職員総出で、対応しています。

錦ヶ丘では、子どもの思いに寄り添い受け止める関わりを大切にしています。
「泣いてたら、遊べないよ!」「もう、お兄ちゃん、おねちゃんになったんだから泣かないよ」等、子どもの泣きたい気持ちを否定する様な言葉は、使いません。

「寂しいよね。お家がいいんだよね。」と、子どもを抱っこしながら、悲しみに共感し、その思いを代弁しています。

そのような関りを重ねることで、子どもは「この大人は、自分の気持ちを分かってくれた!」という気持ちから安心感を持つようになります。

子どもは、安心感を持てるようになると、周囲の環境に自分から関わり世界を広げていく様になります。

安心できる大人の眼差しや関わりを通して、「やってみたいな!」「自分にもできる!」という自己肯定感が高まり、自分に自信がもてるようになります。

子どもが泣いたら、まず、「行きたくないよね。寂しいよね。」と、抱きしめ、気持ちに共感しながら、子どもが落ち着くように関わってみてください。
「必ず、お迎えに行くから、園で待っててね。」「給食を食べたらお迎えに行くから、遊んで待っててね。」と優しく声をかけることで、見通しを持ち安心できると思います。

集団生活という社会への一歩を踏み出した子どもたち。不安と期待に疲れて帰ってくることでしょう。笑顔で「おかえり」と迎え、その小さな体を抱きしめて心の栄養を充電してあげてください。

ご家庭や園で不安や心配ことなどありましたら、遠慮なくお知らせください。

私たちは、いつでも保護者の皆様の子育てのパートナーです。お子様のことを一緒に考え、お子様の成長を見守っていきたいと思っています。

文責:山﨑

 

 

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