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2024.07.21

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錦ヶ丘が考える子育てのパートナーとは?

2017年4月から、全国一斉に保育士等の専門性の向上と処遇改善を目的とした専門分野の研修が行われています。本園の保育士等も年間を通じて、このキャリアアップ研修を受講しています。日々の保育の工夫や保護者との連携の仕方、子ども達に関わる課題等にどう向き合うか等を学び、業務改善につなげています。

私は、今年度「保護者支援・子育て支援」のキャリアアップ研修を受講中で、改めて保護者の子育ての環境や保護者がどんな支援を必要としているか、錦ヶ丘がどのように子育て支援をしていけたらいいのかと考えているところです。

改めて、錦ヶ丘が考える子育てのパートナーとは?ということについてお伝えしていきたいと思います。

保護者が参加する園児の誕生会

1 私たち保育者の役割と子育てをめぐる課題

私たち保育士の役割は、大きく

 ①子どもの保育 ②保護者に対する子育て支援

の2つがあります。子育てをめぐる課題は、

・女性の就業率が高まり、父親、母親ともに働く家庭が増加する中でも、母親に家事・育児の負担が集中し、母親の育児ストレスが高い。

・地域や近くに子育てを支えてくれる存在が少ない。

など、社会的な課題(社会構造や地域環境、就労状況、家庭状況等)の要因によって生じることが多いようです。

そのような社会の状況を理解した上で、園でのお子様の姿を共有したり、家庭での対応の仕方等を一緒に考えていきたいです。

毎日お子様をお預かりし、その姿を理解している私たちだからこそできる、保護者への「子育て支援」をすすめていきたいです。

80歳の営繕職員とコマ遊び

2 なぜ子育て支援をするのか?

0歳から5歳までの子ども達は、言葉も話せない、自分でご飯も食べることができない、排せつも自分でできないという状況から徐々に成長していきます。

子ども達の年齢に応じた発育発達に伴う成長を促していくのも私たち大人の役割です。

保護者もそうしていきたいと考えていると思います。ただ、保護者も、自分の仕事が終わって帰ってから、お風呂に入れる、ご飯を食べさせる、寝かせるという家事・育児の中で、子どもの年齢に応じた発育発達をどこまで考えられるでしょうか?

 保護者も忙しくてなかなか子どもたちのことだけじっくり考えることができない社会情勢だからこそ、私たち保育者が専門職として、今の姿がこの先どんな育ちに繋がるのか説明したり、保護者とお子様の成長を共に喜びあったりすることを大切にしています。

保護者が参加する園児の誕生会

3 錦ヶ丘が考える子育て支援

 錦ヶ丘が考える子育て支援は、「子どものよりよい育ち」「親だけががんばらなくていい子育て」への支援です。

お子様が成長する過程で、このような姿がないですか?

「園ではご飯を食べるのに、家では全然食べてくれない。」

「園では着替えを自分でしているのに、家では自分でしない。」

「父親(母親)が言ったことにすべてイヤイヤと言う。」

「園に行きたがらない。」

保護者が「家庭のことで困っていて、不安な気持ちを抱えている。」ということはないですか?

「家で子どもといると気が滅入ることがある。」

「他の子どもと比べてわが子はどうなんだろうか………。」

 

 ぜひ、そんな時は電話、連絡帳、送迎の際どんな方法でもいいので、教えてください。

 すぐにじっくりお話ができなくても、改めてお話をする時間を設け、一緒にどうしていけばいいかを考えましょう。

 私たちは保護者と子どもの応援団です。

 

  【文責 壽福】

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