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2024.07.30

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錦ヶ丘プラスとの交流(5歳児 年長組)

錦ヶ丘では、こども園錦ヶ丘とこども園錦ヶ丘プラス、まふぃん錦ヶ丘とこども園錦ヶ丘など、姉妹法人の交流があり、職員の合同研修や子ども達の保育交流を通して、保育の質の向上を図っています。

 

錦ヶ丘と錦ヶ丘プラスの子ども達の交流には、年齢ごとにさまざまなねらいがあります。

年長組の交流のねらいは、

『いろいろな友達や大人と交流することで、さまざまな考えや環境があることを知り、経験の幅を広げる』

『顔見知りの友達が少しでも増えることで、安心して小学校入学を迎える』

です。

今回のブログでは、7月8日(月)にあった今年度1回目の年長組の交流の様子をお伝えします。

 

運動会を見学に行こう!

5月と6月にあった、それぞれの運動会。

当日は、登園していた子ども達がお互いの運動会を見学しました。錦ヶ丘プラスの運動会では、競技やダンスなどの種目がありました。

その中でも、子ども達の目を引いたのが"バルーン"。揺らしたり、持ち上げたり、中に隠れたり、目の前で繰り広げられるさまざまな技に子ども達の目は釘づけでした。「すごいね」「どうやってするのかな」「やってみたい」とつぶやき、大興奮でした。

 

交流会当日

今回の交流では、「運動会ごっこ」をすることにしました。種目は、「バルーン」と「玉入れ」。

冒頭でお話ししたねらいをもとに、ただ一緒に遊ぶだけでなく、園の垣根を超えて交流できるように、たけ組、ふじ組と錦が丘プラスのさくら組をミックスした赤チーム、青チーム、黄チームにわかれて遊びました。

お互いに少し緊張した様子が見られる中、「ちょっとだけ体操」で身体をほぐしたところで、始まった「バルーン」。

やり方がわからず戸惑っているたけ組、ふじ組の子ども達でしたが、さくら組の子どもが「こうしたらいいんだよ」と声をかけてくれたことで、たけ組、ふじ組の子ども達からも「こうしたらいい?」と聞く姿が見られました。

「バルーン」を一緒に楽しんだことで、心もほぐれ、次の玉入れでは両園の子ども達が一緒になって競い合い、それぞれのチームで勝った喜びや負けた悔しさを共有していました。

幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿の中の「協同性」では、“いろいろな友達と関わる中で、お互いの気持ちや考えを共有し、共通の目的の実現に向けて、考えたり、工夫したり、協力したりし、充実感を持ってやり遂げるようになる”と書かれています。

今回の運動会ごっこを通して、「バルーン」を成功させたい、「玉入れ」で勝ちたいという共通の目的に向かって、初めて一緒に遊ぶ友達とも思いや考えを共有し、工夫したり、協力したりしながら遊ぶことができました。

 

またあそぼうね!

あっという間に交流会も終わりの時間に。

子ども達からは「まだ遊びたかったな」の声がたくさん聞かれるほど楽しかったようです。最後にさくら組の子ども達と「またあそぼうね!」とハイタッチをしながら帰りました。

交流保育後も保育の中でバルーン遊びを行いました。その中で、子ども達同士で「あの時こうやったよね」「こんなわざもあったよ」など伝え合う姿が見られました。

子ども達は、これまでのいろいろな体験を通じてイメージや言葉が豊かになり、自分で経験したことや考えたことを自分なりに言葉にして伝える力が育ってきています。

これからも、いろいろな友達や大人と関わる機会を設け、協調性や自立性を育みながら、他者と関わる力を身につけ、小学校入学を迎えられるようにしたいと思います。

文責:淵上

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