お知らせ
2024.09.05
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感触あそび~寒天であそんだよ~(0、1歳児 ましゅまろ)
二十四節気の処暑や立秋を過ぎ、朝夕少しずつ涼しくなってきました。
晩夏を知らせる「ツクツクボウシ」の鳴き声が聞こえ始めています。
まだまだ日中は暑い日が続きますが、何となく切ない気持ちになる今日この頃です。
錦ヶ丘では、水遊びや氷遊び等、見て触れて聞いてなど、子ども達の感性を引き出す、五感を使って遊ぶ感触遊びを大切にしています。
今回は、子ども達が口に入れても安全に遊ぶことのできる寒天を作って遊んだ活動をお伝えいたします。
0、1歳児の感触遊びとは…
0,1歳児の子ども達にとって、様々な素材との出会いは未知の体験であることがほとんどです。
感触遊びでは、保育者と一緒に素材と触れ合いながら、見たり触ったりする中で、全身で感じていくことから始めます。
認定こども園・保育要領の「環境」(満1歳以上3歳未満)に、
「見る、聞く、触るなどの経験を通して、感覚の働きを豊かにする」とは、
「五感、感性、情動の基礎づくりをするのが、1、2歳児のこの時期。
見たり、聞いたり、触ったり、五感を使ってたっぷりと環境と関わる事を大事にしましょう」
とあります。
感触遊びで直接体験をする事によって、子どもの日常の世界が豊かになり、実感を伴ってますます広がっていきます。
寒天を水でふやかせると…
天草を固めて乾燥させた棒寒天出すと、興味津々な目で見る子ども達。
乾燥状態はカチカチな寒天を、手に取って、触れて、自分の手で感触をじっくり確かめていました。
そして大人と一緒に水に浸けてみると、ふやけて、まるでスポンジに変身!!
何度も何度も、にぎにぎしたり、ぎゅーっと絞ったりして、フワフワした感触に魅了され、遊ぶ様子が見られました。
固めた寒天で遊ぶと…
次の日、煮溶かし、冷やし固めた寒天で遊びました。
プルプルした寒天を、不思議そうに見ていた子ども達。
実際自分の手で触ってみて、「つめたくて、きもちいい~!」ことが分かると、ちぎり取って、遊び始めました。
つくし組はむぎゅっと手でつぶし、細かくなった寒天で全身寒天まみれになりながら遊び、れんげ組はジップロックに入れて寒天に触れ、ひんやりした感触を楽しんでいました。
今回は、寒天と初めて出会い、匂いや温度、感触の違いに気付く経験をしました。
「なんだろうな。」「やってみたいな。」と、子ども達の興味関心が引き出され、夢中で遊ぶ姿が見られらた活動でした。
園では他にも、泥、水、氷、新聞紙、段ボールやベビーパウダーなどの感触遊びをくり返し行い、子ども達の素材との出会いと挑戦を大切にしています。
0,1歳児から感触遊びをたくさん経験して、子ども達が自分で世界を拡大する気持ちの根っこを、どんどん育んでいきたいと思います。
文責:西浦