お知らせ
2024.11.11
Blog
自然と関わる中で経験すること(0歳児 れんげ組)
秋風が清々しい季節がやってきました。
園庭では金木犀が色づき、秋風にのって甘い香りが漂ってきます。
れんげ組の子どもたちは、11月になり毎日のようにカートに乗って園庭への散歩を楽しんでいるところです。
今回のブログでは、子どもたちが自然の中で過ごす姿についてお伝えしたいと思います。
ある日の散歩で・・・
カートに乗って園庭を散歩していると、偶然一枚の落ち葉がカートの中にひらひらと落ちてきました。
びっくりしたように落ち葉をじっと見つめるA君。
5秒ほど動かずにじっと落ち葉を見つめていたA君はふと顔を上げ空を見上げました。
そのまま左右に視線を動かし頭上の木々をしばらく眺めていました。
A君はこの日、その後も何度も空を見上げ過ごしていました。
A君にとって、自分の目線よりも高い位置にあるものの存在に気付いた瞬間だったのではないでしょうか。
自然のなかで経験すること
自然の中にはたくさんの形、色、におい、手触り、動き、硬さ、大きさのものがあります。
小さな石ころ、通路の脇に溜まった枯れ草、落ち葉・・・。
大人にとってはなんてことない日常の風景も子どもたちにとっては不思議がいっぱい!
子どもたちは見つけたものを「見てみて!」「大発見!」と言わんばかりに指さしや表情で教えてくれます。
これらの自然物を見たり、触れたり、嗅いでみたり、音を聞いてみたり…
このように五感を使って交流することで、
きれいだな
おもしろいな
どうなっているんだろう?
不思議だな
と心の動きにつながります。
心が動くとどうなるの…
この最初の
「あれ?」
「なんだろう?」
と心が動く経験が、のちに
「もっと知りたい!」
「やってみたい!」
の好奇心や探究心につながっていきます。
また、自然物は、既成の玩具と違い多様に形を変え、遊びの可能性も無限に広がります。
れんげ組の子どもたちの力でも簡単に形を変えることも自然物の魅力の1つではないかと感じます。
自然のなかで感じる、
日向での暖かさ
秋風の心地よさ
落ち葉のくしゃっと潰れる感触
石同士を打ちつけた時の音
どんぐりやくるみの手触り
銀木犀や金木犀の香り
たくさんのものを見て、触れて、五感を使って確かめる中で、感じることや心が動く経験を大切に積み重ねていきたいと思います。
文責:今村