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2025.03.24

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今年度の研修の振り返り

錦ヶ丘では、職員の資質向上や保育のブラッシュアップのため、定期的に園内研修を行なっています。保護者の方に毎月土曜日に一度、早めのお迎えやお弁当の準備をしていただいて午後を研修に充てることもあれば、平日の午睡時間を使うこともあります。

今回は、今年度の研修内容をお伝えします。

今年度も様々な研修を行いました

昨年度(令和5年度)は「錦ヶ丘研修」と題し、錦ヶ丘の保育や給食、子どもへの関わりなどの基本的な考え方を、常勤・非常勤関係なくたくさんの職員が学び、基本を再確認しました。

今年度(令和6年度)は、研修時間外の自己研鑽でも活用できるように、「こども園研修チャンネル」を開設し、職員が担当した研修や外部講師の研修の録画を溜める試みを始めました。園内研修では職員の職務や職歴に応じてグループ分けをし、それぞれに合った内容で学びを深めました。

今年度、私が研修担当として計画・検討していく中で感じたのは、「子ども達から引き出したい姿と、大人自身の取り組みや姿勢はつながっている」ということです。

仕事だから、言うべきことや言われることもある、けれど、「すみま…ありがとう」でいこう!

7月に行なった園内研修では、掛札逸美さん(心理学博士〔社会/健康心理学〕:専門は安全の心理学、コミュニケーションの心理学)がYouTubeに載せている動画「すみま…ありがとう」を視聴しました。

こども園には50名を超える職員が働いています。養成校を卒業して1年目の保育者、他職種で働いて保育の世界に入ってきた保育者、80歳を超えるじぃじと、職員も様々です。

けれども、保護者の皆様の大事なお子様をお預かりするにあたっては、1年目もベテランも関係ありません。先輩職員から後輩に必要な苦言を伝えることはもちろんあります。反対に、若手職員だから言えない、我慢しないと…でもなく、仕事なのですから、言えるタイミングで伝えたり、相談できる人に相談したりすることもあります。

私たちのこども園では、「子どもと大人は対等」という考えを大事にしていますが、これは大人同士も同じです。モヤっとすることを伝えるのは、若手もベテランもとても勇気がいることです。言い方には気をつけつつ伝えたり、言われた側は「言ってくれてありがとう」「教えてくれてありがとう」の気持ちを持ったりすることを大切にしています。 ミスをするのも当然のこと。「すみません」ではなく「ありがとう」の気持ち=「すみま…ありがとう」で仕事をしていこうというのが、職員の合言葉になっています。

この意識が、お互いを尊重し、大人の人権を大切にすることにも繋がっていると感じています。

違いは間違いではない

2月には、男女共同参画の推進をテーマに活躍している髙﨑惠さんによるワークショップを行いました。

髙﨑さんの指示を聞きながら言われた通りの絵を描いていくワークでは、同じ指示を聞いたはずなのに全員で全く違う絵になりました。普段、話がなかなか伝わらないと感じる子どもも、私たち大人の伝え方に改善すべき点があるのではないかと感じる時間となりました。

髙﨑さんがおっしゃっていた言葉の中で多くの職員が振り返りにあげていた言葉が、「違いは間違いではない」「自分の価値観をアップデートしたい」というものでした。対話を大切にするためには、一人ひとりの考えや感じていることは違って当たり前であることを念頭に置き、その違いを楽しめる大人でいたいと感じた職員が多かったようです。

そして、子ども達もそんな大人の姿勢を見て、違いを楽しむことを感じ取ってくれるのではないかな…。子ども達に伝えることは、大人同士こそ気をつけたいことだなぁと、改めて感じました。

一年を振り返る

3月の園内研修は「一年の振り返り」と題し、学校評価を行いました。学校評価は、運営の状況を評価し、改善や発展を目指す取り組みとして、年に2回(中間評価の夏と、最終評価の年度末)行なっています。

各学年の保育のテーマを振り返り、園訓や目指す園児像に保育がどのようにつながっているかを考え、今年の園全体のテーマ「子どもを見る目を確かなものに」「基本動作を確実に」について具体的な取り組みを検討し、中間評価で低い数値が出た項目に対して後半の半年間でどのような取り組みを行ったかについて意見交換をしました。

その中で印象的だったのは、「前は時間が欲しくても遠慮していたけれど、園全体の仕事の一つと考えると遠慮しないでいい、相談しようと思うようになった」や「『申し訳ない』と思っていたことが『ありがとう』に変わった」という意見が多く出てきたことでした。

 

保育技術に関する研修よりも、自分達の働き方や心を大切にする研修に多く取り組んだ今年度。一見すると保育には関係ない研修も多いように感じるかもしれませんが、大人の姿勢や心構え、自分や相手を大切にする言動は、子ども達の育ちや豊かな保育につながっているのだと、一年を振り返って強く私は感じます。私たち職員がしていることは、全て「子ども一人ひとりのため」であるという、最上位の目的を多くの職員が自分のものとして捉え、チームで働くことはどういうことなのかを考え続けた一年だったのかもしれません。

職員一人ひとりが自分について、相手について考え、自分も働く仲間も、もちろん子ども達も保護者の皆さんも大切にできる大人になれるよう、これからも研修や自己研鑽を通して成長していきたいと思います。

 

文責:藤﨑

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