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2025.05.30

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安心感の下で、ゆっくりと(0歳児 れんげ組)

今月より1名の新しい仲間が増え、れんげ組(0歳児クラス)は、4名になりました。最近は、子ども達の涙が減り、思い思いに遊ぶ姿が見られるようになりました。

5月のれんげ組の保育のねらいは、「受容的、応答的な関わりのもとで、大人の側で遊んでみようとする」です。

今回は、このねらいについて保育の意図や関わり方をお伝えします。

受容的で応答的な関わりとは…

4月は、新しい環境であることから、不安や戸惑いを感じ、涙を流すことが多い毎日でした。家では飲めているミルクを園では飲むことができなかったり、不安を感じて眠りにつくことができなかったりする姿がありました。
緊張や不安でいっぱいの子どもの姿は、社会人1年目のスタートをした私と同じ心境でした。心の底から、「そうだよね。不安だよね!」と、子ども気持ちを代弁し丸ごと受け止め、抱っこし子どもの思いにすぐに応えることを意識して関わりました。

受容的で応答的な関わりを積み重ねることで、「安心できる大人だな。」「安心できる場所だな。」と子どもが感じるようになると、次第に泣く時間が減り、保育者に笑顔を見せるようになっていきました。「安心できる環境のもと興味のある物へ手を伸ばし、遊んでほしい!」という思いから、ねらいを立て、保育を計画し実践しています。

少しずつ、ゆっくりと

5月は、天気の良い日は外気浴や散歩で、そよぎ風や太陽の光や暖かさを感じながらゆったりと過ごしました。

始めは涙を流していた子どもも、抱っこやおんぶから降りて思い思いに遊べるようになりました。活動の中では、喃語や指差し、表情や視線に対して「風が気持ちいいね」「良い音がしたね」と声を掛けたり、子どもの一人一人の表情から気持ち汲み取り、コミュニケーションを図っています。

興味があるものに手を伸ばしたり、保育者の姿を確認しながら周りを探索したりするよう姿があります。「見ているよ!」と保育者が笑顔で頷くと、安心感を抱いて、自分から遊びに向かうようになりました。

わらべうたでは、子どもとの触れ合いを大切にしています。わらべうた歌の、心地よいリズムに笑顔を見せたり、手足をじたばたさせたりして楽しさを表現してくれます。特に、オーガンジーを使った『じーじーばぁ』のわらべうたがお気に入りです。オーガンジーで顔を隠し、「ばぁ!」と顔を見せると声を上げて喜んでくれます。

これからの季節、水や氷を使った感触遊びや、色水遊び、のはら園で探索など、子ども達に楽しんでもらえるような活動を計画していきます。
お子様が、安心した環境の中でのびのび過ごせるように、受容的、応答的な関わりを大切に保育を行っていきます。保護者の皆様とともにお子様の育ちサポートできるよう、学びを深め、努めていきます。どうぞよろしくお願いします。

文責:久米

 

 

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