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2025.06.19
Blog
子どもたちの心の成長のひとこま(2歳児 くるみ組)

迷って、悩んで、育つイヤイヤ期の今
今、この時期の子どもたちは自分で挑戦したいけどうまくいかないもどかしさと闘っている日々を過ごしています。片付けの時間になると遊びたい気持ちをうまく切り替えることが難しく「いやだー!」という声を耳にすることが増えてきました。
今回は、この時期に見られる2歳児ならではの「イヤイヤ期」についてお話しします。
「イヤイヤ期」は心の成長のサインです
2歳児前後の子どもは、自分の気持ちを一生懸命伝えてくれますが、保護者の方にとっては毎日の生活の中で子どもにどのように関わってよいのか戸惑うことも多いかもしれません。
イヤイヤ期は、子どもが心と体の成長をぐんと見せる時期です。
自分の意思が芽生え、「こうしたい」「これはしたくない」と、自分で考えて心の中の気持ちを表に出せるようになってきています。少しずつ「自分の世界」を持ち始めます。
ただ、子どもたちはまだ自分の気持ちをうまく言葉で伝えることができません。そのため、思い通りにいかないと「イヤだ!」と強く反応することがあります。大人にとっては困る行動に見えても必ず何かしらの理由があって「イヤだ!」と表現しています。
園での対応として
子どもの気持ちをまず受け止めることを大切にしています。
例えば、「イヤなんだね」「そうだよね、まだ遊びたかったよね」「今したくないんだね」と声をかけることで、子どもは気持ちを受け止めてもらったと安心し、少しずつ気持ちが落ち着いてくることがあります。言葉にならない気持ちを代弁してもらうことで、自分の感情を理解し、自分で気持ちを表現していく力が育ちます。
最後に
イヤイヤ期は「期」とあるようにずっと続いていくものではありません。子どもたちは自分の気持ちと向き合いながら、少しずつ気持ちを理解し、自分の言葉で表現しながら相手の気持ちに気付き、徐々に人と折り合いをつける力を身につけていきます。この時期の葛藤は、非認知能力(コミュニケーション力)の土台となる大切な経験です。
保護者の皆さまも家での困りごとを職員に声をお掛けください。保護者の方も1人の人間です。嫌なことやここは譲れないという思いはお子さんにぜひ伝えてみてください。そして、子どもたちの「イヤ!」の奥にある理由を一緒に見つけ、園と家庭での子どもへの関わり方につなげていきましょう。
文責:吉元