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2025.09.13

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錦ヶ丘が大切にしている「にしきっこフェスタ」

「にしきっこフェスタ」とは?

「にしきっこフェスタ」は、0〜5歳児が参加する、表現の行事です。
保育所施設等では、「お遊戯会」と呼ばれ、きらびやかな衣装を着て踊ったり歌ったりすることがほとんどですが、私たちは発表形式ではなく、日々の遊びや生活の中で自然に出てきた子どもの表現を展示しています。

 

子どもの表現ってなに?

歌ったり踊ったりするだけが表現なのかな?

子どもの表現とはなんだろう?

根本的な考えを見直す中で、現在の形になりました。
子どもたちの表現は踊ったり歌ったりすることはもちろん。日常にある笑いや気付き、感情の動きも表現だと捉えています。

 

0、1、2歳児の展示

0、1、2歳児は、毎日が表現で溢れています。ぎゅっと握った粘土ひとつもその子の大切な表現として展示します。

お腹いっぱいの表情も、眠たいよ…という泣き顔も大切にしたい表現です。一人ひとりの成長を大切にした展示にすることを大切にしてきます。

3、4歳児の展示

3、4歳児は、子どもと保育者が対話をしながらやってみたい!を形にしていきます。

私たちは、話し合いというプロセスをとても大事にしています。

展示内容は、子ども自身が選び、遊びながら創り上げた物を展示します。
身近な素材を使い、子どもたちは想像力豊かに制作し、遊びながら発想を広げていきます。

保育者が「これをやってみない?」と、提案するのではなく、「あなたはどう思う⁇」と、対話の中で作り上げていくことを大切にし、あれもやってみたい!これも楽しそう!という気持ちを育むことを目的にしています。


作り上げられた作品を見ると、その時の子どもたちの会話や表情が溢れ出てくるような作品がたくさんあります。

5歳児 錦ヶ丘最後のフェスタ

5歳児の子ども達の中には、0歳で入園してきた子ども達が10名ほどいます。彼らが0歳児の時は、子どもたちが絵の具で遊んだ道具一つも丁寧に展示し、真っ白のTシャツに絵の具がつき、小さな手でなじった服も飾りました。

昨年の童具の活動では、慎重に作った作品が壊れ、悲しみ、怒りを抱きながら大きく葛藤し…。それでもまた作ればいい!みんなで作ればできるはず!と作品を作り上げました。

今年は米作りをするために発芽から挑戦し、のはら園には立派な米が育ちつつあります。

園での集団生活や家庭生活の中でのさまざまな経験を積み重ね、自分の気持ちを伝えられるようになり、これ面白そう!やってみたいけど難しいな…どうしたらうまくいくだろう?と思い、その思いを言葉にすることができるようになってきました。

遊びの中で学び、日常が豊かな経験であふれる錦ヶ丘で生活した子どもたちの作品は毎年見応えがあります。

日々の経験がどのような力になっているのか、保育者のコメントと共に一つひとつの作品をご覧ください。

 

いよいよ9月。

今年も4月から色々な素材を使って遊びを広げてきました。

絵の具や新聞紙、花紙や空き箱など、たくさんの物の素材を知り、これがしたい!面白そう!という経験を積んできました。

今年度のフェスタの話し合いの中では、好きな本を使って何かやってみたい、楽しかったことを再現したい!など話題が盛りだくさんです。

生活の中で経験したことを子どもたちがどんな表現方法で形にしていくか、私たち保育者も楽しみにしています。

活動の経過は、玄関前のポートフォリオに掲示しますので、ご覧ください。

 

フェスタ本番は10月18日(土)です。

残り1か月の子ども達の様子もブログで公開しますのでお楽しみに!

文責:水之浦

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