お知らせ
2024.12.19
Blog
ランチルームでの取り組み(年少:3歳児)
今回は、ランチルームで子どもが取り組んでいることをご紹介します。
園で取り組んでいることがご家庭での関りの参考になりますと幸いです。
年少組(3歳児)が取り組んでいること
食事は、美味しく楽しく食べることを基本としながら、子どもの様子を見ながら、定型発達にもとづいた食事の自立、マナーが身につくよう取り組んでいます。
【こども園で取り組んでいること】
- 自分で椅子を準備する。
- 食べ終えた、食器を片付ける。
- 残飯を片づける。
- こぼしたら、自分で机や床を拭く。
- 3点持ちでスプーンを持つ。
- お皿や茶碗を持って食べる。
- 足裏を床につけて食べる。
1月〜3月までに取り組んでいくこと
子どもの発達に応じて、進級を見据え、徐々に以下のことができるように取り組んでいきます。
①スプーンや箸を子どもが準備する。
②おかわりのご飯、おかず、汁を自分でよそう。
③皿を自分で配膳する。
④スプーンの3点持ちから、お箸への移行する。(個別に進めていきます。)
⑤椅子を片付ける。
他学年の様子から
ランチルームルームでは、年中(4歳児)、年長(5歳児)も同じ空間で食事をします。
お兄さんお姉さんが、自分で食事をよそって運ぶ姿や、箸を使って食べている姿を目にすることで憧れの気持ちが芽生え、「自分でやってみたい!」という気持ちを高めることができています。
4歳児は、年長の進級を見据え、ご飯、おかず、汁を自分でよそい、箸やスプーンも準備しています。また、使った椅子を拭いて片付けています。
5歳児は、年度始めから全て自分で準備しています。それに加えて、当番活動や米炊きの活動があります。
当番活動では、机を拭いたり、年少の給食配膳の手伝いをしています。
ご飯が左、汁は右、おかずは上にと3つ置く、スプーンは持ち手が右になるように並べることができるようにしています。また、箸は、1膳と正しい呼び方をしながら大人が手本になるよう関わっています。
終わりに
どの学年においても、新しい取り組みをすぐにはじめるのではなく、遊びの中でトングを使って、野菜に見立てた草や毛糸をままごと皿に装ったり、お玉を使って水をお茶碗についだりしながら、子どもの実態を把握し、遊びを通して練習することを大切にしています。
このように、年齢に応じて食事の自立やマナーが身につくよう、年間計画に盛り込み、子どもの現状を捉えながら、発達の道筋をたどることで定型発達に応じた食事の自立を促していくことに繋がります。
家庭では、子どもの自立のためにどのようなことを工夫されていますか?
忙しい毎日、大人がしてしまった方が早いのですが、子どもが成長する機会と捉え、食べ終えた皿を重ねる、こぼしたら自分で拾う、家族分の箸やスプーンを準備するお手伝いをする等、楽しみながら取り組めるといいですね。きっと、「園でもやっているよ!」「できるよ!みててね!」と誇らしげに手伝いをしてくれると思いますよ!
文責:山﨑