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2025.05.17

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好奇心の芽を育てよう(2歳児 年少少)

今回は、2歳児の学年テーマとして掲げている「好奇心の芽を育てよう ~葛藤と安心をバネに~」についてお話しします。

好奇心の芽を育てよう〜葛藤と安心をバネに〜

いろいろなことに興味を持ち、できることが増えてくる発達段階にいる子どもたちが、「なんだろう?不思議!」「面白そう!」「やってみたい!」という気持ちをたくさん経験してほしいと思い、このテーマを1年間の学年のテーマにしました。

やってみたいという気持ちは、園や保育者が安心できる基地にならなければ、育むことができません。ですので、私たち保育者は、子ども達がどんなことに心動かされていくのか、子どもの気持ちに寄り添い、ともに共感し、受け止める存在でありたいと思っています。

自分でやりたい!

2歳児の時期は、自分の力でやりたいという気持ちが育つ時期である一方、思い通りにいかず、歯痒さを感じたり、大人に甘えたいという気持ちを持っています

自分で着替えたいと思っているのに、うまく着替えられず、思い通りにならないもどかしさを感じて泣いたり、自分で食べると言っていたのに、食べさせてと甘えてみたり、子どもの気持ちは揺れ動きます。そんな時保育者は、子どもの気持ちを受け止め、「一緒にやってみる?」「自分でやってみる?」と声をかけ、子どもに選択させ、「一緒にできたね。」「自分でできたね。」と、子ども達の気持ちや行動を受け止めるようにしています。

この自我の芽生えと大人に対する甘えたい気持ちとの間で気持ちが揺れ動くのが2歳児の発達段階です。保育者に気持ちを受け止めてもらったという安心感が、「またやってみよう!」という気持ちにつながります。

子どもが安心して興味の世界を広げ、楽しむことができるよう、日々の保育の中で、子ども一人ひとりの思いに耳を傾け、寄り添い、共感することを大切にしていきたいと思います。

最後に

これからたくさんの経験をしながら、心も身体も大きくなります。お子様と関わる上で、どんな関りがよいのだろうと悩まれることもあるかと思います。

そんな時には(いや、そんな時にこそ!)ぜひ私たち職員に声をかけてください。

子育てのパートナーとして、私たちも保護者のみなさんと一緒に悩んだり、より良い方法を見つけていきたいと思います。

 

文責:淵上

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