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2025.12.06

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自然との関わり(年少少 2歳児)

陽差しがやわらぎ、吹く風が心地よい季節になりました。

暑い時期にはなかなか出られなかった園庭やのはら園で子ども達はのびのびと身体を動かし、興味のある場所を探索しています。

今回は、のはら園で過ごす子ども達の姿やその育ちについてお伝えします。

空飛ぶ葉っぱ⁈

のはら園を探索していた時、1人の子どもが「ねぇ、見て!」とくもの糸でぶら下がった葉っぱを指差しました。

「なんで、あんなになってるんだろう?」と不思議そうな様子。

子どもには葉っぱが空に浮かんでいるように見えたようです。

そこで私達保育者はすぐに答えを教えず、「どうしてだろうね」と子どもが考えられるように関わっています。

子どもが「なんで?」と聞いてきた時、つい「それはね…」と答えを言いたくなるかもしれません。

しかし、大人がすぐに答えを教えてしまえば、子どものなんで?どうして?知りたい!と思う気持ちや自分なりに考える機会を奪ってしまうことになりかねません。

幼児期には大人が教え込むことではなく、子どもが好奇心や探究心をもってさまざまな事や物に関わる中で、自分なりに考えたり、調べたりする力を育むことを大切にしたいと思っています。

この場面では、「どうしてだと思う?」と問いかけると、しばらく考えた後、「葉っぱがお空を飛んでるんじゃない?」との答えが返ってきました。

おんなじだ!

雲にも興味をもち始めた子ども達。雲が動いてる!〇〇の形に見える!など空を見上げながら、気づいたことを伝えてくれます。

そこで、室内に『くもとそらのえほん』を置いてみました。自分で見たり、友達と見たり、すぐに人気の絵本になりました。

それからしばらくして戸外に出た時、「絵本とおんなじ!」と嬉しそうに空を指さす子どもがいました。

自分が絵本で見た雲が、実際の空にもある。

子どもにとって大きな喜びとなり、さらに雲や空への興味が広がるきっかけとなりました。

のはら園や園庭には、風や光を感じる、虫や鳥の声を聞く、草花や土のにおいをかぐなど、子どもたちが五感を使いながらさまざまなことを感じとり、体験できる豊かな自然が広がっています。

日々変わっていくのはら園や園庭の自然。自然の中で子どもが五感をフルに使い、直接的な体験から生まれる驚きや感動の場面、「感じること」を大切に、子ども達の学びの場となるような環境や保育を考えていきたいと思います。

文責:淵上

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