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2020.07.15

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いつもありがとう(ぱんだ組)

童具(積み木)で遊んでいたある日のこと。片付けていると3つの積み木が見当たりませんでした。

子ども達はどうするのかな…見守っていると、保育室のどこかにあるはずと思った2人の男の子が保育室全体を見渡し、積み木が落ちていそうな場所を次々と探していました。

しばらく見つかりませんでしたが、諦めずに探し続けた結果、棚の隙間に入り込んでいた積み木を見つけ出し、友達がいるところへ笑顔で戻って行っていました。

 

また、私が重たい荷物を運んでいると、子どもが近くにやってきて『明日もするの?』『重かったら手伝うからね!!』と声を掛けに来てくれる子どもがいました。

一緒に過ごす中で、子ども達の優しさに心が和むことがよくあります。

私達の務めは“子ども達を温かく見守ること”ですが、私達自身も子ども達に日々見守られているのかな…と改めて気付かさせられ、嬉しく思う瞬間でした。

 

 

さて、今回は私達が日々心掛けている“環境づくり”についてお話したいと思います。

 

最近は特に、朝から元気な子ども達。歌や挨拶をする時、周りの人も明るい気持ちにさせてくれるくらい元気いっぱいです。

 

子どもは早朝から動きが活発で、室内で少しの距離を移動する時も、駆け足で飛び出していくほどの勢いがあります。そこで、1日の流れを考える際、『動』と『静』を組み合わせています。

『動』は、主に戸外遊びのことで室内であれば、リズムや全身を使う動きのある運動のことです。『静』は、制作遊び(絵や粘土等)または読み聞かせや話し合いもこれに含まれています。

その割合は、年齢によって異なりますが、『動』の時間は少なくとも7割以上確保するのが原則のようです。ポイントは、1日の早い時間に思いきり身体を動かすこと。身体を思いきり動かした後なら、子ども達は、その後落ち着いて過ごすことができます。(参考文献:世界基準の幼稚園)

 

 

これは、リズム室でリズムをして遊び、全身を動かした後の様子です。

 

 

 

【やってみよう!】

以前、年長組のジュース屋さんに行って買い物をした子ども達や友達が持っているジュースを見て『ジュース作りたい!』という話になりました。

どうやって作るのか子ども達に尋ねてみると、“ペットボトルと水”という声が聞こえてきました。なるほど!と思いながらも、ではこれからは『色』を意識して環境を作っていこうと思った瞬間でもありました。

 

それからのはら園の花や葉っぱを取り入れた水遊びをしたり、折り紙やお花紙、絵の具等色に触れながら自由に表現したりできるような環境を作ってきました。

 

『色が変わったよ』『黄緑になった』と声を大きくして伝えたくなるくらいたくさんの発見がありました。

 

 

【子ども達がずっと笑顔でいられますように★】

七夕飾りもその遊びの1つです。何気なく貼り合わせていくとやがて長くなっていき、『ヘビみたい』と友達と話をしながらそのまま繋げる。また、長方形から変身グッズや時計、ネックレス等形が変わっていく等1つの遊びからどんどん広がり、子ども達の発想力は豊かさに感心しながら私達にとっても日々の学びでした。

まずは、保育室の一面に飾ってみました。そして、大きな笹に自分達で貼っていったところ、飾る時の子ども達の表情は、生き生きと輝いて見えました。

さて、いよいよマイペットボトルも決まり、ジュース作りへの期待も高まってきています。『しゅわしゅわのジュースを作るんだ!』『私は、みかんジュース』とつぶやいている子ども達もいました。

 

『楽しい・面白い』を心から底から感じられるような発見や学びに繋がるといいなと願いを込め、これからも子ども達が、“この遊び好きかも”、“次は〇〇してみたいな”等、自分探しをできるような環境作りに努めていきたいと思います。

文責:幸泉

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