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2020.08.22

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自分の身は自分で守る(避難訓練)

7月に引き続き、8月も不審者避難訓練を実施しました。

今回は、こども園駐車場側スロープから不審者が侵入してきたという仮定で、園庭で遊んでいた際に職員も子ども達もどのように対応するべきか、訓練に取り組みながら対応策を考えていきました。

 

実施日は、男性職員は不在。更に不審者役は園長が担当。

女性職員だけでの対応は、やはりいつも以上の緊張感に溢れます。

実際に園庭では年長・年中組が遊んでいました。近くにいた3名の保育教諭で対応し、迫ってきたら後退りするなど不審者との距離を図りながら、自分の身をしっかり守りつつ対応に努めました。

 

 

その様子を近くで見ていた子ども達は、「ミミちゃんの時間です、お部屋に戻りましょう」と不審者が来た際の合言葉となる放送を聞き、慌てることもなく静かに避難することができていました。

その姿に『自分の命は自分で守る』ことが少しずつ身についていることを感じました。

 

 

 

前回・今回と訓練を行い、より安全面を強化していくことを考え、園全体で気を付けていくべき点や考えていく点がいくつかありました。

 

 

スロープ側からは、出入口が開いていたら簡単に侵入されてしまうということ

「今車を降りた人が入るかもしれないから開けておこう」と思い、ついつい扉を開けたままにしてしまう方も多いと思います。

不審者は少しの隙を狙って入ってくることが考えられます。

開けた場合は必ず閉めることを、職員も保護者の方も一緒に全体で気を付けていかなければいけないと感じました。

 

保護者や業者を装って侵入する可能性があること

職員はインターホンを受けた際、必ず名前や所属を伺い、対応していかなければいけません。

しかし、時には保護者や業者を装って不審者が訪ねてくる可能性があります。

実際に、最近保育園では、在園していない子どもの保護者を名乗って来た方がいたとのこと…

少しでも危険を減らすためにも、保護者の方は送迎の際に必ずカードキーをお持ちいただけたらと思います。

 

不審者が侵入したタイミングで登園した子ども達の安全を確保すること

登園・降園の時間帯は、人数が常に変動する時間帯です。

広い園内で、誰が誰と一緒にどこにいるのか、安全がしっかり確保されているのかを把握することは難しいのが現実です。

子ども達や保護者、職員の安全を第一に考え、保護者の方に、車での待機や、一緒に保育室への避難をお願いすることもあるかもしれません。

 

 

 

『より安全に』ということを考えると、上記以外にも沢山の気を付けるべき点・考えるべき点が挙げられます。

職員だけではなく、保護者の方々のご協力もいただきながら、園全体で『子どもの安全・子どもの命』を守っていく必要性を改めて感じました。

 

 

 

鹿児島市内でも数多くの不審者情報があがってきています。

園内への侵入だけではなく、出かけ先で子どもが一瞬でも一人になった矢先に、不審者は現れるかもしれません。

 

今回も、子ども達と『い・か・の・お・す・し』として5つの約束事を再度確認しました。

  • 『い か』行かない
  • 『の』乗らない
  • 『お』大声でさけぶ
  • 『す』すぐ逃げる
  • 『し』知らせる

 

『自分の身は自分で守ること』を、少しずつ子どもたちなりに理解しているように感じています。

 

 

 

 

一つ一つの訓練を大切にしていくこと、その積み重ねが子ども達の確かな学びにつながります。

今後も職員全体で子どもの命を守るためにできることを考え、警察の方とも連携を図りご指導いただきながら、リアルに近い訓練に取り組んでいきたいと思います。

 

文責:若松

 

 

 

 

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