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2020.08.22

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積み重ねていこう!(くるみ組)

8月も後半に入りましたね。

8月は十数名で過ごしているくるみ組の子どもたちですが、ふとした時に○○ちゃん早くこないかな、○○くんと遊びたいなと何とも嬉しい呟きをしてくれています。私も子どもたちと同じ気持ちで、27名の子どもたちに会えることが楽しみです。

 

 

私は昨年度まで小学校に勤務していて、算数の授業を担当していました。

“主体的で対話的な深い学び”の視点から授業をしていきましょう。』ということで、この“主体的で〜”のフレーズは小学校でも何回も聞いてきました。

実際にどんな授業をするのかというと、【問題をつかむ→考える→深める→確かめる→振り返る】という流れで展開していきます。

これだけ見ると私たちの小学生時代と変わらないじゃないかと思うかもしれませんが、最初のつかむのところでどんな方法で解いていこうかと、みんなで見通しを持つ時間があります。

 

例えば、『四角形の4つの角度を合わせると何度になるのか?』という問題で、360°とこちら側から教えるのは簡単なことですが、そうではなく、それをどんな方法で調べていこうかと子ども達と考えることが、その授業の一番の鍵になってきます。

ですので、その見通す時間に出てきた子どもたちからの意見で今後の授業展開も変わってきます。実際にこの授業の時には子どもたちから、角度を実際に測る、四角形の端を切って合わせてみる、2つの三角形に分ける、線を足して考えてみるなどがでてきました。

その後1人やペアで考え、グループになります。少人数のグループの中で一つの考えをまとめ、全体で発表していくのです。

グループが4つあれば4通りの考え方が出ることもあります。このことから、私たちが受けてきた講義のような授業ではなく、子どもたち同士で知恵を出し合いながら、粘り強く取り組む力が必要なのです。

 

 

錦ヶ丘の保育も今の時代の授業に通ずるものがあるなと、まだ勤務して5か月ですが強く思います。

くるみ組でも、サークルタイムで楽しかったことを伝えたり、友達の楽しかったことを聞いたりしています。また、室内の運動遊びの中では子どもたちの自己主張する姿や主張するばかりでは思い通りにはならない、ということを感じてもらえるように活動しています。

日々の小さな経験の積み重ねが、子どもたちの生きる力に繋がっていくんだ!という気持ちで、毎日を過ごしていきたいと思います。

 

文責:福元

 

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