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2020.09.08

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童具の世界(うさぎ組)

夏の長い休みが終わり、いよいよ2学期が始まりました!

「さぁみんなどんな様子かな〜」と楽しみにしていましたが、期待通り、うさぎ組の子ども達は元気いっぱい登園してくれ、嬉しい限りです!

 

 

1学期の終わり頃には、個の遊びから小グループへの遊びに発展してきた子ども達。

次はどんな遊びで、社会性やコミュニケーション能力を高めていこうか・・・と考えていました。

 

「あれ?身近にあるじゃない!」と閃めいたのが、園の保育特徴にもあります【童具】です❗️(園のしおりや、重要事項説明書に記載されています)

和久洋三先生が作られた、計算つくされた積み木。こども園では、お隣の保育園に続いて、2年前から取り組んでいます。

※詳しくこちらをご覧ください。https://www.dougukan.com/

 

 

 

1学期から触れてはいたものの、ただ積んで遊んだり、自分の想像で色んなものに見立てて遊んだりする事を繰り返し「触れる」事をメインに活動してきました。

2学期はそこに、10の姿から「協同性」や「思考力」、「言葉による伝えあい」を経験していければと考え、早速1週間続けて活動してみました。

 

固い物ですから、まずは童具で友だちをたたいたり、投げて当たったらどうなるか話しました。

すると、「いたいよね!」「ちがでるよね!」など、声に出して痛みを共有していました。

次に、「じゃあ、友だちの壊してもいいよね」と話すと、「かなしいからいやだ!」「ダメ〜」「おともだちがないちゃう」との声があがってきました。

 

 

入園するまでは小さな世界で過ごす事が多かった子ども達ですが、こども園で家族とは違う他者に関わり、友だちと遊ぶ喜びだけではなく、意見の違いから学んだ嫌な気持ちや痛みを少しずつ理解してきているようです。

 

最近は、自分以外の友だちの気持ちを共有して、一緒に喜んだり、悲しんだりする姿が見られるようになってきました。

このような姿から、上記のような発言がでてきているのだなと、感じているところです。

 

 

初めは、個での遊びから

 

段々と一緒に。

 

会話があったわけでなく、友達が積んでいったら、別の友達が「い〜い?」と目配せして、これも「いいよ」と目配せして…

自分達の背より高く積むことができ、「ねぇ、見て見て〜」と喜びをわかち合った姿です♥️

 

1人から2人へ、2人から数人へと、夢中になって作っていけば、どんどん子どもたちの製作意欲が増し、広がっていきます。

下記の写真も個から始まり、だんだん、「つなげていい?」「いいよ」「こうしようよ」「そうだね!」の短い会話から広がっていった街です。

 

 

これからどんどん子ども達の想像力が発揮され、成功や失敗を繰り返しつつ、会話を通してコミュニケーションも図りながら、童具活動を楽しんで続けていきたいと思います。

子ども達の「とっときたい!」という発言から、しばらく飾っていることもあります☆ 子ども達から童具の話が出ましたら、ぜひうさぎ組を覗いてくださいね!

 

文責:桑元

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