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2020.09.30

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梨を食べたよ!【れんげ組・0歳児】

明日は、十五夜。お月さまのお供えを給食室前で見つけ、「そうだ!十五夜の雰囲気を少しでも味わおう!」ということで・・・。今朝のおやつは梨を剥いて食べることにしました。

日頃から、食べることが大好きなれんげ組の子ども達は、梨が登場するなり手を伸ばし、「早くちょうだい!」と期待に胸を膨らましていました。

 

 

包丁やまな板といつもとの違いに気付いた子ども達は、珍しいことが始まると察知し、「何が始まるんだろう・・・」と保育者の動きに興味深々。

いつも通り朝の歌や指遊びをし、「今日はね、いつもと違うおやつにしたよ!梨を準備しました。」と言葉を掛けて梨を見せると、目をまん丸くして驚いた表情を見せてくれました。

梨の皮を渡すと、匂いを嗅いでみたり、かじってみたり、ザラザラとした梨表面の感覚を味わってみたり、梨の断面をじっと観察したり。そして、じゅわっと瑞々しい梨の音とほのかに香る甘い匂い。梨そのものを全身で感じ、味がイメージできたのか、遂に待ちきれなくなった子どもの目は梨に釘つけでした。

 

今回、このようにあえて子どもたちの目の前で果物を切った事にも理由がありました。それは「本物に触れること」でした。

ご家庭でも普段の給食でもデザートが出るときは、あらかじめ食べやすいように切って準備されていることが多いと思います。なので、実際の梨の形と食べたことのある梨の感触と味が一致しない事もあるのでは?と予測を立てていました。

それから、耳や目、手から感じる感覚を楽しんでほしいということもねらいの一つです。予想通り、最初は不思議そうな表情を見せていた子どもが、梨を口に含み味を確かめていく過程の中で「あ!これ!!知ってる味!!!」と驚きとともに、食べたことのある経験からおかわりを催促する姿があり、本来持ち合わせている食べる事への興味が膨らんでいるように感じました。

 

0歳児の食事は、すべての活動への意欲の始まりだと思います。食べたい!→満たされる→もっと!いろんなことをしてみたい!!という心の動きを感じながら、本物に触れる機会を多く持っていきたいと思います。

文責:後藤

 

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