お知らせ

2021.01.06

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3学期の保育(年中組)

あけまして おめでとうございます。

本年もよろしくお願いいたします。

新しい年を迎え、いよいよ年長組への進級を考えた保育の工夫に取り組みたいと学年職員一同、話し合いを行っています。

今回は、3学期にどのような意図を持って保育を進めていくのか、10の姿から捉えてお伝えしたいと思います。

 

 

健康な心と体


寒さに負けない体作りを行うために、戸外遊びを多く取り入れたり、健康な体を作るための食事(給食で使用している食材)に興味が持てるようにしたりします。

そのために、子ども達が自分の健康に関心を持ち、感染症予防のための手洗いうがいや、園の給食について知り、食べることに意味が持って取り組んでいきたいと考えています。

 

 

自立心


憧れの年長児と関わる中でやってみたいことを見つけ出したり、新しいことに挑戦してみようと目的を持ったりしながら、主体的に遊びを生み出す環境作りを行います。

また、年少児と一緒に遊ぶ中で少し我慢しておもちゃを譲ったり、「自分達は、お兄さん・お姉さんなんだ。いろんなことが出来てすごいんだ!」という自信を持てる関りも今まで以上に心掛けていきます。

 

協同性


「友達と一緒に取り組みたい」と思える活動の中で、関りを深めたり新しい友だち関係を築く機会を設定します。

フェスタでの活動を通して、友達と一緒にやってみたい・楽しい・おもしろいという思いを知った年中組。ここから更に自分達で遊びを進めたり、共通の目的の中でどうしたら実現できるかを一緒に考えたりします。

 

 

道徳性・規範意識の芽生え


皆で一つの遊びに取り組む中で、社会性を育てたり、自己回復力(レジリエンス)を育てたりするために、あえて衝突や葛藤が生まれるような場面を作ります。

友達との関わりの中で、思ったようにならず葛藤したり嫌な思いをしたりすることで他者の存在に気付き、自己主張だけではなく「気持ちに折り合いをつける」ことを学べるようにします。

 

 

社会生活との関り


園生活の中で、出来るお手伝いを探してやってみることで誰かの役に立つ嬉しさを経験したり、実体験を通して大変さを知り周囲の人の思いを知ったり感謝の気持ちを持ったりすることが出来る活動を行います。

自分達は、たくさんの人に見守られながら過ごしていることに気付き、また様々な職員との関りを楽しむことで、進級しても安心して園生活が送れるようにしていきます。

 

 

思考力の芽生え


子ども達の「どうしてかな?」「なぜだろう」の思いをキャッチして保育に取り入れていきます。

遊びの中で生まれる、不思議だなという思いに応えられるように遊びを見守り、つぶやきを聞き逃さないようにします。

 

 

自然との関り・生命尊重


のはら園で遊ぶ中で、自然の変化を感じることが出来るようにします。

毎日遊ぶ中で、「あれ?昨日とは違う」と気付くことや、春に向け新しい芽が出てきていることに気付き生命の尊さを知ることが出来るようにします。

 

 

数字や図形、標識や文字などへの関心・感覚


クリスマスプレゼントでもらった「すごろく遊び」、お正月に遊んだ「かるた遊び」を友だちと一緒に楽しみながら、数字や文字への関心を高めていきます。

遊びの中で、数字や文字と出会うことで書いてある友達の名前が読めたり絵本が読めたりする経験を重ねられるようにします。

 

 

言葉による伝え合い


絵本が大好きな子ども達へ、もっともっとたくさんの絵本の読み聞かせをして言葉や表現を伝えます。

日常の生活の中で覚えた言葉が、相手を傷つけてしまう言葉だと知らずに使ってしまったり、思いを伝えたいけれど、どんな言葉を使えばいいのか分からず困ったりする子ども達の姿があります。

サークルタイムを通して、みんなで一緒に考えていきます。

 

 

豊かな感性と表現


安心して自分の思いを表現できる雰囲気作りをします。

思っていても、言葉にすることは苦手…でもうなづきや表情で表現できる。経験したことを、様々な材料を作って再現し伝える。表現方法は、子ども達一人ひとり違います。

私たちが大事に受け止めることを繰り返すことで安心して表現し、伝えることの楽しさを知ってほしいと思っています。

 

 

 

12月に2学期の振り返りを行い、3学期は進級に向けての取り組みが必要であることを学年職員の共通目的としました。

今までの意図を持った保育計画を引き続き行いつつ、子ども達の興味や関心に合わせた日々の保育を大切にしながら、子ども達のための保育を行っていきたいと思います。

進級にあたり心配な事、相談したいこと等ありましたら、気軽に声を掛けて下さい。3学期も、どうぞよろしくお願いいたします。

 

 文責:西元

 

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