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2021.06.28

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会話の中に「喜怒哀楽」の感情表現を取り入れてみませんか?(5歳児 年長組)

幼児期は、喜怒哀楽を感じさせて、子どもの表現力を養ういい時期!!

園では、楽しそうに笑う表情、哀しくて泣いたり、哀しそうな表情、怒って、泣いたり、怒る表情、喜ぶ表情と子ども達が、様々な表情や言動をみせてくれます。

幼児期に喜怒哀楽の感情を表現できるような環境を整えることは、子どもの発達において大切なことだといわれています。

「喜」「楽」のポジティブ感情だけではなく、「怒」「哀」のネガティブな感情も生きていく上で大事な感情であることを、子ども達に伝え、感情のコントロールができるような大人になってほしいです。

 

「怒」「哀」のネガティブな感情の受け止めるポイントは

【怒】子どもの怒りを受け止めてコントロールを学ばせましょう。その際は、親も自分の感情をコントロールして、子どもと向き合いましょう

〇 泣いたり、怒ったりしたときに、頭ごなしに「泣いちゃダメ!」「怒っちゃダメ!」等と否定するのは避けましょう

〇 周囲のことを気にして、子どもの感情を抑えつけてしまうのは避けましょう。

 

ポイントを踏まえて、接していくと、次のような様子がみられていきます。

①共感する中で、子どもが落ち着くようになる。

②どうしたいかを考えられるようになる。

③自分の思い通りにならないことがあることを理解できるようになる。

④怒りのコントロールを身につけることができるようになる。

 

 

【哀】子どもと悲しい気持ちを共有する。

〇 悲しみの感情の表現にも、親が共感してあげることが大切です。「泣かない!」「痛くない」など否定するのは避けましょう。

〇 感情に寄り添い、子ども自身が、悲しい理由を考えて、感情を説明できるように問いかけましょう

〇 絵本などの読み聞かせは効果的です。

①絵本の中の登場人物や動物などの気持ちになって、子どもと一緒に「悲しいね」「寂しいね」と言いながら悲しみの感情を共有することで育めます。

②悲しみ感情を知ることで、相手の悲しみも理解できるようになり、思いやりのある行動がとれるようになります。

 

私達が今、子ども達にしてあげられることは?

〇 子どもと一緒にいるときは、できるだけアンテナを張って子どもの感情をキャッチできるようにしましょう。

〇 幼児期は感情を我慢させず、素直に表現させてあげましょう

〇 ネガティブな感情を安心して家庭で表現できる環境を整えましょう。

①会話の中で、楽しかったことや良かったことだけではなくて、ネガティブな感情に関わることも何気なく聞くようにする。

②親自身が、家庭でいろいろな感情を表現したり、悩みを打ち明けたり等何気なくしていると、子どもも悩みの打ち明け方などを学べるのかもしれません。

 

 

 

文責:壽福

 

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