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2021.08.30

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探究心を育む保育(3歳児 年少組)

探究心とは、簡単に説明すると、物事の本質を明らかにしようとする気持ちのことです。

先日、年少組の保育室に新しく図鑑が届きました。

子ども達に紹介すると、興味を持ちページをめくるたび声を出して喜んでいました。その声に周りにいた子どももその様子に気づき、一緒に見始め、話をしながらページをめくる様子が見られます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「これは、のはら園にいた。」、「これは、なんの虫?」

「蝶のページにいるから、蝶じゃないの?」など、多種多様な会話。

実際にのはら園で過ごす際、図鑑で見た事を思い出し、探し始めます。

虫を見つけると図鑑と比べ、更にどのように成長するのだろうと疑問を持ち、好奇心の先の探究心が育ってきていることがわかります。

 

 

 

探究心を刺激する、興味関心を促すための戸外遊びを大切にしたい


戸外遊びでは興味・関心をもつ出来事が連続で起こります。家のなかではできないような、のはら園での自然との出会いや気付き、園庭での水遊び・砂遊びもダイナミックに楽しめます。

 

最近では、転ぶときに手が出ずに大怪我をする子どもや、ボールを捕ったり、蹴ったりすることができずに大怪我する子どもが増えてきていることが、問題にもなってきています。

戸外遊びの際にも、危なっかしいと思うような面も目にすることがあるかもしれません。しかし、少々の怪我も経験として捉え、これからも環境に合わせながら沢山身体を使う遊びをしていきたいと考えています。

そうすることで子ども達は、『どのくらいから危なくて、どこまでなら大丈夫なのか、どこまでならば自分で出来るのか』という、身体の感覚が把握できるようになります。

このような危機管理能力が身についている子どもであれば、転んだりぶつかったりしても、大怪我に繋がるリスクがぐっと減るのです。

 

幼児期から外遊びをいっぱい経験させることは、子どもの身体を守ることにも、探究心を育てることにもつながるのです。

図鑑を通して知識を得たり、調べようとしたり、戸外での遊びに活かされたりしながら、子どもの発見・気づきを一緒に楽しんでいきたいです。

残暑が厳しいこの頃、状況を見て戸外に出ています。水分補給をしながら、更なる探究する心を大切に見守っていきます。

                                                     

 

文責:堂園

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