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2022.03.16

Blog

「自分で!」の気持ちを大切に(2歳児 年少少 くるみ組)

1月のブログ【年少組になると…】とでも少し触れましたが、様々な活動の中で、年少組進級に向けて【自分で出来る事】を増やせるように日々取り組んでいます。

この一年を通して、様々な事が自分で出来るようになった子ども達。「自分で!」が芽生え始めている今だからこそ、子ども達の気持を受け止め、大切にしていきたいと思います。

 

 

朝の準備


登園時の様子を見ていると、各ご家庭工夫しながら朝の準備にも取り組んでくださっている様子が伝わってきます。

今までは、抱っこされて、荷物も保護者の方が持って登園してくる姿を多く見ていましたが、自分でリュックサックを背負って誇らしげに歩いてくる子ども達も増えましたね。

朝は、何かとバタバタとしてしまいがちですが、少し時間に余裕をもって親子で一緒に準備を大切にしていただけたら嬉しいです。引き続きよろしくお願いいたします。

 

 

給食


給食の時間も、自分で食べられる量を考えながら注がれた皿を選び、席まで運んだり、おかわりや片付けも自分たちで運んだりということも少しずつ取り組んでいます。年少組が運んでいる姿を見ていた子ども達は、「自分もできる!」と、嬉しそうな表情を見せ運んでくれます。

陶器の皿なので、片付ける際激しくかごに入れ、大きな音が出ることも…その都度優しく置いて欲しい事、給食を運ぶ際もお皿の中身を見ながら両手で運んでほしいことも伝え取り組んでいます。

しかし、こぼしてしまったり、お皿を落としてしまう事もしばしば。繰り返し取り組む中で、気を付けながら運ぶことが出来るようになっています。

 

 

衣服の着脱


出来るようになったことの1つ「着替え」。

今までは、「手伝ってください」と手伝いを求め、一緒に着替えていました。少しずつ、大人の手伝いを減らし、今では自分で脱いだり、来たりすることがだいぶ出来るようになってきました。一人で出来るようになった自信は子ども達のドヤ顔を見たらわかりますね!

そして、脱いだ服も自分で袋の中へ…まだまだ畳んで入れる…とはいきませんが、保育者の見守りの元、自分の服を自分の袋へ入れることにも取り組んでいます。以前は保育者が畳み、確認しながら袋の中に入れていましたので、ぐちゃぐちゃに入っていたり、足りないものや違う友達の物が入っていることもあるかもしれません。お手数おかけしますが、何かありましたらその都度お知らせください。

また、自分達で着替えているからこそ、小さめの服ですと、脱ぐことが難しく動けなくなっている姿も見ますので、子ども達が脱ぎ着しやすい服をご準備頂けると有難いです。合わせて、記名の確認(薄くなっていたり、おさがりを書き換えていなかったり…)もよろしくお願いいたします。

 

 

 

プライベートゾーン


子ども達は、おしっこ、おちんちんなど大好きなワード。しかし、「遊ぶための言葉ではないということも伝えていきたい。」と思い、プライベートゾーンについて少しずつ話をしてきました。

 

先日、保護者の皆様から頂戴している特定保育料から購入した絵本を通して、再度考える時間を持ちました。「みんなの体で大切な所って何て言うんだったっけ?」の問いかけに、数名が「プライベートゾーン!」と答えてくれました。

プライベートゾーンとは、水着で隠れる場所(おしり・おちんちん・おっぱい)そして、口のことを言います。プライベートゾーンは、人に見せたり、触らせたりしてはいけない。人のプライベートゾーンも見たり、触ったりしてはいけない。お家の人やこども園の大人、病院の先生など、どうしても見なくては、いけない時は「見てもいい?」「ちょっと触ってもいいかな?」と聞いてから見るんだよ。ということを伝えると、今まで「おちんちん!」と大喜びで話していた子ども達が、「言ったらいけないんだよね!」と声を掛け合っていたり、「見えているから早くパンツを履かなくちゃ!」と促すと、慌ててパンツを履いたりという姿も見られるようになってきました。

 

まだまだ、早い!子どもだから仕方ない!ではなく、人前で言ってほしくない言葉であることと同時に、自分たちの身を守るためにも大切な事だということを考えていきたいと思っています。

 

 

 

 

子ども達の気持も少しずつ年少組に向けて気持ちも高まっている様子。お兄ちゃんだから!お姉ちゃんだから!と色々な事を考え、自分達で出来ることを増やして取り組んでいます。

しかし、本人達の気持を汲まずに、私達大人が「頑張れ!」「自分でしなさい!」と押し付けてしまうと、プレッシャーに感じ子ども達の気持ちも折れてしまいますね。一度に全てを!ではなく、今日はこれを頑張ってみよう!これが出来たから明日はこれを頑張ろう!と、それぞれのお子様のペースに合わせて、一緒に取り組んでいきましょうね。

 

 

文責:田中

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