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2022.04.30

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4月 0.1歳児だより

0.1歳児だより はじめました


今年度より、クラス担任からのブログ配信に加えて、0.1歳児、2.3歳児4.5歳児の各リーダーより、子どもの成長発達についてや関わり方等、子育てに役立つ情報を発信していきます。

保護者の皆様と共にお子様の育ちを支え合い、その喜びを分かち合っていけたらと思います。ぜひ、ご一読ください。

今回は、1歳〜2歳児の子どもの育ちの中でよくある姿、噛みつきとひっかきについてです。

 

 

 

どんな時に、噛むの?ひっかくの?


①体調が悪いとき(例:眠たい、便秘、空腹 等…)

②イライラしているとき

③相手に何かされたとき

④要求を言葉で伝えられないとき

⑤感極まったとき(嬉しさの表現)

 

 

なんで、噛むの?ひっかくの?


噛みつきやひっかきは、自我の芽生えの現れです。自分の思うようにならないと、一緒にいた友達に噛みついたり、ひっかいたりと感情を発散する事があります。

逆に、友達におもちゃを取られたり、友達が叩いたり、ぶつかってきたりすると、自分を守るために噛みついたりひっかいたりすることがあります。

嚙みつきやひっかきは、自分の思いを言葉で伝える事ができないために起こる本能的な行動でもあります。

 

 

噛みつきやひっかきが起こったらどうしているの?


錦ヶ丘では、同年齢の子ども達の集団生活であるからこそ経験するぶつかり合いを大切にしています。その中で、次第に自分の気持ちや相手の気持ちに気づき、人との関わり方を学び社会性を身につけていく事を大切にしています。

だからといって、噛みつきやひっかきをしてよいということではありません。

保育者は、子どもたちが密集している際には、特に注意を払い、手や口が出そうになる際は、可能な限り未然に防げるように見守っています。しかしながら、一度に沢山の子どもたちを見ている集団生活であるため、瞬時の事で止めることができないこともあります。

 

噛みつきや引っ掻きが起こった際は、すぐに手当をし、痛い思いや悲しい気持ちに寄り添います。

また、噛んでしまった子どもには、「〇〇したかったの?」と言葉で代弁し、思いを汲み取るようにしています。

他の子どもの中には、友達が痛くて泣いている姿や手当てをしている姿を近くで見て、「友達が悲しい、痛そう…」と感じ、自分から相手の頭を撫でにいく姿があります。

嚙みつき・ひっかきをされて嫌だった気持ち、やってしまった…という気持ち、嚙みつき・ひっかきの背景にある気持ち、「痛そうだな」という気持ち。それぞれの気持ちを受け止めながら、子ども自身が、痛みや悲しみを感じとることができるようにしています。

 

家庭と一緒に


噛みつきや引っ掻きは、いつまでも続くわけではありません。言葉で自分の思いを伝えられるようになれば、成長と共に自然になくなっていきます。

成長の過程でもありますので、この時期の子どもたちの育ちと捉えて頂けたら幸いです。

 

子ども達は、色々な変化にも敏感に気付きます。ストレスや体調不良が原因で噛みつき引っ掻きが起こることもありますので、これからも園や家庭での様子などを伝え合っていけたらと思います。その中で併せて、爪が伸びていないかの確認もよろしくお願いいたします。

お子様の様子で気になることありましたら、いつでもお知らせください。

 

 

文責:山﨑

 

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