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2022.06.20

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集団の中の自分らしさとは…?(そら組 5歳児)

運動会を終え、クラスの子ども達が少しずつ集団を意識しながら遊んだり過ごしたりする姿が見られるようになってきました。

年長クラスでは今週から4~5人のグループに分かれて、“自分達で考えて行動してみること・小集団を意識して活動をすること”をねらいとして過ごしています。

今回はそら組の活動エピソードをもとに今の子どもたちの姿これから育ってほしい力をお伝えできたらと思います。

 

「僕は~したいな」「○○ちゃんはどう思う?」


先日”グループの名前をリーダーを中心に決めよう”といった活動をしました。

(保育者のねらいは、自分の思いを伝え友達の気持ちを聞いたり一緒に考えようとすることでした。)

 

「僕は~したい!」

「私は~がいい!」

「でも1つに決めるんだよ!」

 

どのグループも上手に自分の思うことを伝える姿はありますが、なかなか話が進みません…。

そんな中ある一人のリーダーをが「○○ちゃんはどう思う?」と声を掛ける場面が。問いかけられた子はとても嬉しそうに「〜思う!」と伝えていました。

自分の意見を伝える。相手の意見を聞く。お互いの気持ちをすり合わせる…。大人でも難しいやりとりですよね。

友達がどう思っているのかな?と考える力は、認知的発達だけで身につくのではなく、以前自分の思いに耳を傾け聞いてもたったという経験の土台があるからこそなのです!

グループによっては、上手く決まらないもどかしさや悔しさから涙を流す子どもたちもおり、1つの事をグループで決めることの難しさや、感情を大きく動かされた活動になりました。

 

 

友達の心を想像、共感しようとする


目に見えるものを言葉にしたり、共感することが多かった4歳の頃から、目に見えない部分、目には見えない世界、友達の思っていることを想像したり推測したり考えをめぐらすようになってきます。

 

そうはいっても、まだまだ勇気を出して自分の思いを伝えることで精いっぱいの子ども達も沢山います。

話し合う活動を切り取っても、聞くことが得意な子、みんなの意見をまとめることが得意な子、自分の気持ちを言葉にすることが得意な子と、それぞれ得意・不得意があるかと思います。一人ひとりの良さを認めながらも、やりとりをする色々な手段を学んだり、集団の中でも輝く”自分らしさ”を見つけていけるよう関わっていきたいです。

 

また最終的には一人で解決するだけでなく、自分自身や友達が思い通りにならず悩んだり葛藤したりするとき「~したらいいんじゃない?」「~しない?」と話し合ったり、考えたり、共感したりと互いに認め合える関係になって欲しいなと思います。

 

 

文責:武田

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