お知らせ

2022.06.30

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童具の世界 ~親子ふれあい~ (年少・3歳児 うさぎ組)

6月18日(土)に、『うさぎ組 親子ふれあいの日』を行いました。

  • 集団生活での様子・園での活動をご覧頂き、保護者と園との連携を深めること。
  • 園の3本柱でもある童具・リズムを親子で体験し、より園生活を理解していただくこと。

この2つを目的に活動計画を立てました。

当日はいつもと違う雰囲気にちょっぴり緊張した面持ちの子ども達がご家族と共に登園してきました。活動が進むにつれ、いつもの笑顔が見られるようになった子ども達。ご家族と一緒に楽しんだ活動を通して、子ども達の感性を引き出すきっかけになったことを感じた一日となりました。ご参加いただき、ありがとうございました。

【リズム】


リズム:音楽に合わせて体を動かします。繰り返し取り組む中で、体幹が鍛えられ、体の使い方が上手になります。

日々の活動でも毎日のように取り組んでいるリズム。この2か月、毎日のように取り組んできた成果もあり、4月から入園した子ども達も動きを覚え、音楽に合わせながら体を動かすことができるようになってきました。簡単そうに見えますが、動いてみるときつい動きもあります。今回は保護者の皆さんにも体感して頂きました。

 

音楽をよく聞いて、元気いっぱい身体を動かす度子ども達。その一方、実際に動いた保護者の皆さんの反応は、「ふ~」「は~」とどこからともなく聞こえてきました。

 

普段生活の中ではしない動きに、普段使っていない筋肉を感じたのではないかと思います。毎日のリズムの中で体幹を鍛えることができることを実感されたのではないでしょうか。

 

【童具】


童具和久洋三さん考案の、積み木等を中心とした遊びです。立方体・直方体といった形や、遊びを通して量や数・形など数学の基礎概念を知ります。

クラスで・学年でも繰り返し取り入れてきた童具遊び。初めは、中々遊び込むことができなかった子ども達でしたが、繰り返し積み木に触れることで積む面白さ組む楽しさを知っていきました。

高く積み、長く並べては崩し…を繰り返し楽しんでいた子ども達の遊びが、見立て遊びに変わり、「お家」「温泉!」と面白い発想を広げていきます。

保育者は、「面白いね!」と子ども達の発想を受け止めながら、次はどんな面白いものが出来るのだろう!という雰囲気を作ります。すると、周りにいた子ども達ももっと面白いものを作ろう!とアイディアを形にする喜びを感じ始めます。

 

今回は、普段行っている積み木に触れる自由な遊びからスタートし、お家の方と存分に遊び込んだ後に、家づくりに挑戦しました。普段は途中諦めてしまい、違うものに変わってしまう子ども達も多いのですが、家族で一緒に取り組むことで、それぞれの個性が光った家を作りことができました。作っている間も親子での会話が弾み「これは何?」「シャワーだよ!」など説明をしたり、アイディアを出し合いったりしながら、楽しそうに作る子ども達の姿が見られました。お家が完成すると、同じグループで製作していた隣のお家と道を繋ぎ、それぞれの街が完成しました。

 

 

 

【その後の姿…】

休み明け登園してきた子ども達から、「お家を作ろう!」と言う声が上がり、童具遊びが始まると、遊びに変化が見られました。

友だちと誘い合いながら、また一人でお家作りを楽しむ姿が…。欠席していた子ども達も周りの様子を見て、真似をして作り始め、それぞれの遊びがつながった瞬間を感じました。

繰り返しの経験の中で、イメージを形にする楽しさを感じ、よりイメージに近づけるためのアイディアを出し合う姿が見られ、子ども達の作品がより立体的に、より躍動的になっていることを感じました。親子で一緒に活動したことにより、子ども達に良い刺激になったことを感じました。

子ども達だけではできなかった経験を通して、色々な刺激を受け遊びが変化していく。

毎日、色々な環境から刺激を受けている子ども達です。様々な体験を通して、子ども達の感性に響く、経験の種まきをしていきたいと思います。

 

文責:田中

 

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