お知らせ

2022.08.26

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異年齢の関わりの中で【年少組】

夏休み中の異年齢保育で見られた年少組(3歳児)の姿をお伝えします。

様々な学年の友達と一緒に過ごしたり、アフタースクールの小学生がお手伝いに来てくれたりと、クラス・学年以外の友達との交流を多く持つことができました。兄弟で在園している子ども達もお兄ちゃん、お姉ちゃんと一緒に過ごすことができ、嬉しそうにしていましたよ。

異年齢の友達と一緒に過ごす中で、新たな発見や関わりを楽しむ姿もありました。

夏休みの保育を通して、様々な交流が出来き、沢山の刺激を受けた子ども達、その後の活動にも変化が見られ、充実した時間となりました。

 

異年齢の子ども達が合同で過ごすと…


異年齢の子ども達で過ごすと、嬉しさもありますが、年長組がやっているようにはなかなかいかないもので、お兄ちゃんお姉ちゃんが遊ぶ様子をうらやましそうに少し遠くから見る姿がありました。

それに気付いた子ども達は「一緒にしよう!」と声を掛けてくれる喜びを感じながら、年長児の様子をよく見ている事を感じます。その場からお兄さんお姉さんがいなくなった隙を見て、真似をしながらやってみる…、でもできない…、もう一度チャレンジ!少しできた!を繰り返す姿が見られました。

 

円筒ドームを作ってみよう

上記の姿を現す遊びとして、円筒ドームづくりについてお話しします。

年長・年中組に混ざって最後まで頑張って作っていた2人の年少児が、翌日から学年の保育の中で、「作ってみたい!」と大きな円筒ドームに挑戦しました。なんと1日に3回も作ったのです。

1回目…基礎が甘くスカスカだったので、すぐに崩れてしまいました。
2回目…きれいに並べてみよう!と慎重に挑戦!最後まで完成させることができ、大満足。
その達成感から、午睡後にも挑戦!

3回目は、「次はこれだよね!」と子ども達から声が上がるほど、主体的に取り組んでいました。

 

自分達だけで出来た!という成功体験から、子ども達はもっとすごいものを作ってみよう!と意欲を感じる日々、この経験が活かされ、その後も毎日のように円筒ドームを作っています。

 

くるみ組と一緒に…


普段から一緒に過ごすことが多いくるみ組(2歳児)ですが、午前中はそれぞれの活動を行っているので、一緒に過ごす事は少ないです。しかし、夏休み中は異年齢で過ごすこと、普段よりもゆったりとした生活の流れで過ごしている為、一緒に過ごす時間を大切にしました。

年少児(3歳)は、子ども達なりに「自分達はお兄ちゃんお姉ちゃんなんだ!」という思いで、靴を履く手伝いをしたり、手を引いて移動したりする姿が見られます。

同年代の遊びの中では、まだまだ自分が一番になってしまう事も多く、物の取り合いがあり、怒ったり泣いたりする姿も見られますが、年下の友達に対しては、怒りたい気持ちを我慢し、「いいよ!」と声を掛ける姿も見られます。

そのタイミングを、保育者は逃さないよう見守り、子ども達の気持ちの動きに寄り添いながら関わっています。

 

年長組・小学生のお手伝い隊


午睡時には、お兄さん・お姉さんがお手伝い隊として、子ども達の寝かしつけに来てくれました。

また、アフタースクールの小学生が、おやつ後に絵本の読み聞かせをしてくれるなど、異年齢の関わりが盛んにおこなわれた夏休み。普段以上に絵本に興味を持ちながら、お兄さん・お姉さんとの関わりを喜んでいます。

たくさんの優しさを感じながら、憧れのまなざしを向ける姿が見られました。

沢山受けたその優しさを、年少組の子ども達なりに、ましゅまろはうすで0・1歳児と一緒に過ごす時間や、園庭で遊んでいる際に今まで以上に優しいまなざしで、関わる姿も見られるようになりました。

 

様々な友だちと関わる中で感じる事ができる”優しさ”を大切に、これからも異年齢との関わりを大切にしていきたいと思います。

文責:田中

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