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2022.11.07

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味噌作りに挑戦!!(年長5歳児)

年長組では、9月から味噌作りに挑戦しています。

9月の給食のメニューに「茶節」がありました。

普段見る味噌は、汁に溶けた味噌ですが、茶節を食べた時には、そのままの味噌。

「味噌ってこんなものなんだ!」ということに気付けた子ども達もいたと思います。

そこで、子ども達と、「味噌って何でできているのだろう?」「どうやって作っているのだろう?」という話になり、作ってみることになりました。

 

味噌って何からできてるの?

「味噌を作ろう!」と決まりましたが、何を使って作るかから分からなかったため、給食室の大人に聞きながら作ってみました。

作る中で、麦や大豆、種麹など初めて聞いたり見たりする食材が沢山。

ですが、子ども達のすごいところは、聞いたり見たりしてすぐ覚えられるところ!

特に、「種麹」なんて、普段使うこともなく、見たり聞いたりすることもないためか、子どもたちも興味津々!!

どんなものなのか、どんな効果があるのか、とても真剣に聞いていましたよ!

 

味噌作り1回目

初めて挑戦した味噌作り。大人も作り方を見ながら、子ども達と一緒に作ってみました。

○麦を蒸す際には、「蒸す」ってどうやるのだろう?と疑問を持ち、「蒸し料理」などを想像しながら考えました。

○蒸した麦に種麹を入れ、発酵させる準備をする時には、「発酵させるには、40度ぐらい」という話を聞き、「40度ってなんでだろう?」と疑問に思う子ども達が沢山。

「みんながお風呂ぐらいの温度がちょうどいいんだよ!」と伝えると、「あ~!」「あのぐらいか!」と子ども達にも伝わったようでした。

○麹を入れて、次の日子ども達とみてみましたが、発酵していませんでした。「なんでだろう?」と考え、「気温が寒かったことが原因かな?」ということになりました。子ども達も、発酵したらどうなるかが分かりませんでしたが、とりあえずそのまま最後まで作ってみました。

○大豆を煮る作業もカセットコンロで煮ると、なかなか柔らかくならないことが分かりました。柔らかくならないと、つぶれないことも作ってみて気付きました。

このように、作ってみて分かったこともありましたが、上手くいかなかったこともあったため、もう一度作ってみることに!

初めて作った1回目は、なんでだろう?どうなっているのだろう?という疑問が沢山でした。

 

味噌作り2回目!!~上手くいったこと~

前回、上手くいかなかった①麦麹の発酵②大豆について!

①麦麹の発酵

前回、気温が寒かったからか発酵しなかった麦麹。今回は、スチコンに入れて、40℃ぐらいに保ちながら一晩眠らせました。

次の日、子ども達と麦の様子をみてみると、真っ白くなっており、麦麹の発酵に成功しました。

子ども達も、初めて発酵する姿をみたので、「すごい!真っ白くなってる!」「なんか糸がでてる!」「匂いが変わった!」など子ども達の気付きも沢山ありました。

②大豆を柔らかくするには?

前回、カセットコンロで柔らかくならなかったため、今回は、圧力鍋で煮てみることにしました。

圧力鍋で煮た大豆を、子ども達とつぶしてみると、とっても柔らかくてつぶしやすかったようです。

「柔らかいから全部つぶせそう!」ととても嬉しそうにつぶしていました。

作り終わった後に、子ども達と振り返りをし、1回目と2回目の違いを考えると、上記のような気付きがでてきました。

 

味噌作りを行ってみて・・・

今回、2回味噌作りを行ってみて、それぞれ感じるものや気付きがありました。

そして、繰り返し行うことで、子ども達も「こうやって作るんだったよね!」「これができたら次こうだよ!」などと、作り方を覚えている子ども達も沢山いました。

子ども達が大きくなった時に、「こんなふうに作ったな!」と思い出せるようなきっかけになっていたらいいなと思います。

連絡帳や送迎の際に、「家庭でも話をしてくれました。」「家でも作ってみたいです。」という家庭でもという話を耳にすることがありました。

子ども達が、家庭で説明ができるのも、興味を持って取り組んだり、話を聞いたりしていたからだと思います。聞いたことを伝えることで、さらに学びが深まっていきます。

ぜひ、今後も、子ども達の話を沢山聞いてみてください。

文責:武石

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