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2022.11.04

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稲刈り~いただきますの意味を考える(年長 5歳児)

いざ、稲刈りに挑戦!


実際に鎌を持ち、稲を刈ってみると2束ずつ刈るだけで子ども達も思わず「大変だ…」と心の声が聞こえてくるほどの作業。

と同時に「橋口さんたちって凄いね!」と言った声も。実際に体験することで、作り手の気持ちや思いにも気づけた活動でした。

そして、普段食べているご飯の背景には、毎日心を込めて育てている方々がいることを再確認しました。

 

 

稲刈りの途中、橋口さんから「今年は台風や悪天候が続いたことであまり沢山お米がとれなかった…」ということも橋口さんから教えて頂きました。

どんなに大切に育てても自然の力には逆らえない難しさがあることを知った子ども達。

その日の給食から、大切に食べる事の重要性を再確認した子ども達、お皿が綺麗になるまで食べる姿やおかわりの量も格段に増えてきています!

 

 

”いただきます”の意味を考える


合鴨を飼育している小屋の近くに石碑があることに気づきました。

「橋口さん、これお墓?」と一人の子どもが尋ねました。

「これは、合鴨さんがお肉になって売られるから、感謝の意味を込めてこのお墓を作ったんだよ」と教えて頂きました。

卵から孵り、ヒナを触ったぬくもりや可愛らしさを覚えていた子ども達にとって、衝撃的な言葉だったようです。

「かわいそう…」と呟く子どもまでいました。

 

「だけど、みんながいつも食べている食べ物はどう?」と問いかけると

「一緒だね」「命があるね」とそれぞれが、考えたり言葉で伝えてくれました。

そして、合鴨のお墓の前で事前と手を合わせ、目を閉じる姿が見られました。

ここで改めて「いただきます」は「食事として命を頂きます、私の命の源にさせていただきます」という意味から着ていることを体感する活動でした。

 

 

稲刈りは無事に終了しましたが、まだまだ給食のようなお米とはかけ離れた姿の稲。

「どうやって、稲から米だけを取るのか?」

「もみ殻の取る方法を考えないと!」と子ども達の精米まで、まだまだ活動が続きます…!

 

稲刈り後の姿も、これからのブログでお伝えしていきたいなと思っています!

 

 

文責:武田

 

 

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