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2022.11.15

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表現ってなんだろう①~表現活動を通して~(1歳児 つくし組)

皆さんは、「表現」と聞いて、どのような活動を思い浮かべますか?

 

音楽や製作など、心情を表す活動を表現とすることもありますが、まだ自分の気持ちを表すことの難しい0・1歳児では、誰かに気持ちを伝える事も、立派な表現だと捉えています。

今回は、様々な表現活動から、私が感じたことについてお話しようと思います。

 

感触遊び

これまで1歳児クラスでは、小麦粉粘土・寒天遊び・絵の具遊び・新聞紙遊び・花紙遊びなどの感触遊びをしてきました。

それぞれの感触に触れ、初めは触ることに抵抗のあった子どももいましたが、大人が楽しそうに触っている姿を見せたり、友だちの様子を見たりすることで、大人と一緒に触る→自分の指先で触る→手全体で触る様子が見られるようになりました。

 

見立て遊び

例えば枝一本でも、子どもにとっては魔法の杖になったり、誕生日ケーキのろうそくになったりと、自分の経験したことから見立てて遊ぶ姿があります。

園庭で拾った木の実や葉っぱを見立て遊びに使いながら、「これは〇〇みたいだね」「はいどーぞ」などの気持ちを伝え合う姿もあり、時には思わぬ発見もあります。

園庭には、葉っぱや木の実など、様々な自然物があり、見つけた自然物は砂場での見立て遊びに繋がっていきます。

子どもの見立て遊びを見ていると、大人が使っている物や動作をよく見ていると感心させられます。

指先を使って

お絵描きやシール貼りでは、クレヨンや丸シールを使ってぐるぐると円を描いたり、剥がして貼ったりするような活動からスタートしました。

回を重ねていくうちに、描いた円やシールをアンパンマンの目や鼻、頬に見立てたり、「〇〇色はママ、こっちはパパ」というように、それぞれの思いを表現しようとする姿も見られるようになりました。

つまむ・握る動作が少しずつでてきており、丸シールの大きさを小さくしていっても、剥がして貼ることができるようになってきています。

細かい指先の動きを通して、花紙・新聞紙を裂いたり、積み木を並べる・積んだりするなどの遊び方に広がりができています。

園生活の中で、「気持ちを伝えると大人が受け止めてくれる」という安心感から、「〇〇したい!」「楽しい・嬉しいを伝えたい」という気持ちが芽生え、様々な表現を楽しんでいます。

1歳児の表現がどのような物が、ぜひフェスタで感じていただけたら幸いです。

文責:池田

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