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2022.11.29

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フェスタに向けた話し合い〜みんながこれでいいと思えるように〜(年長5歳児にじ組)

子ども達にとって最後のフェスタ。

昨年の経験を覚えている子ども達も多かったため、「こんなことをしてみたい」という思いも沢山出てきました。

学年、クラスで話し合いを行い、クラスで話し合って進めていた活動もあったため、今回はクラスごとで行うことになりました。

 

どんなことをしたい?

まず、年長組になってから、やってきたことを子ども達と出し合い、ウェブマップにして書き出しながら振り返りました。ウェブマップにすることで、子どもたちも振り返りやすかったようです。

「こんなこともやったよね!」「これ楽しかったね!」とみんなで楽しく振り返ることができました。

その後、振り返りをもとに、「やってみたいこと、挑戦したいこと」を1人ずつ聞いてみました。それぞれが、「やってみたい」ことを考えており、自分の言葉で発表してくれました。

昨年度よりも、自分の考えをしっかり持っており、1人1人が自分の「やってみたいこと」を自分の言葉で発表してくれました。

 

全部はできない!どうしよう・・・

1人1人からとても良い意見が沢山でてきましたが、全部することは難しい。

「じゃあ、どうしよう。」ということになり、子ども達も一生懸命考えます。

沢山の意見がでていたため、大きく分けてみることにしました。

大きく分けるとこの四つ。『家』『お店屋さん』『ダンス』『お化け屋敷』

すると、ある男の子から「ディズニーランドだったらみんなのやりたいことができるかも!」という意見が!

それを聞いた子ども達は、「たしかに!」「それいいね!」と意見がまとまってきました。

 

全員が「それでいい!それだったらやりたい!」と思えることに!

話し合う中で、みんなが納得いく意見にまとめることってとても難しいこと。大人でも難しいですよね!

ですが、これからみんなで同じテーマに向かって活動する中で、納得いかないことだと、途中で諦めてしまったり、楽しくなかったりすると思います。

「自分の意見が通らなくても、これだったら頑張れそう」と思えることを見つけて欲しいと思いながら話し合いに参加し、この私の思いを伝えました。

 

すると、数人の子ども達から「ディズニーランドはやりたくない」という声が上がってきました。

その子達に「なんで嫌なの?」と聞くと、

〇部屋に全部入るのか。ごちゃごちゃして通りにくそう

〇大きいものだと作るのが大変そう

などそれぞれ思うことがありました。

でも、どの意見も、「それが解決できたら、それでいいんだ!」ということでした。

そのため、その意見をもとに、みんなで話し合うと、全員が「それだったらディズニーランドにしたい!」と意見がまとまりました。

自分の「やりたい」気持ちを伝えるだけでなく、相手の話にも耳を傾けることが出来るようになってきています。嫌だと思ったことも伝え合い、一緒にどうしたらいいか考えようとすることができる子ども達の姿に成長を感じます。

話し合いでの子ども達の成長

話し合いをする前に、「どうやって、どの時間に話し合いをするか」から子ども達と考えることで、子ども達もいつも以上に集中して話し合いに参加する姿がありました。

終わって時計をみると、なんと、45分ほど話し合っていて、保育者もびっくり!!

今までのサークルタイムよりも、子ども達が自分の思いを積極的に伝えたり、他者の意見に耳を傾けたりする姿から子ども達の成長を感じました。

今回、子ども達が「自分のやりたい!これだったらできる!」というものを見つけて、それに向かって同じグループの友達と、楽しく取り組んでいます。

時には、意見が合わずぶつかることや、上手くいかないこともあります。ですが、自分でやりたいと決めたことだと、子ども達もいつも以上に頑張ったり、意欲的に取り組む姿があります。

活動している姿は、連絡帳などでお伝えしていきます。子ども達にもどんなふうに進めているのか、ぜひ話を聞いてみてくださいね。

文責:武石

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