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2022.11.30

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1歳児の表現②(つくし組)

「見て!雲が動いてる!」

園庭を散歩している時、こどもから出てきた言葉です。

そこから「おひさま、かくれんぼしてる」「ねんねしてるのかな?」「えんえんしちゃうね」と他のこどもたちの言葉が続きます。

「おつきさま、こんばんは」の絵本からの影響もあるかもしれません。

保育の五領域の中で「表現」とは考えたことや感じたことを自ら表現し、豊かな感受性や表現力を養う領域と書いてあります。

こどもたちは日々小さなアンテナを張り巡らせながら、いろいろなものとの出会いを楽しんでいます。

空を動く雲、さわやかな風、すべすべのはっぱやふわふわのはっぱ、木漏れ日、草花など四季折々の自然を感じられる園庭、特にのはら園は五感を使って遊べる引き出しがいっぱいです。

私たちは日々の生活や遊びの中でこどもの心が揺さぶられる経験や感動した体験から生まれる感情の動きが「表現」へと繋がっていると感じています

こどもは感じたことや思ったことなど、今の自分の気持ちを表情や言葉、身振り手振りで周りの大人に伝えようとします。

同じものを見たり、触れたりしてもその感じ方、表現はひとりひとり異なります。

自分の表現したものが否定されたりすることなく、周りにいる人たちに受け入れてもらうことで達成感や満足感が生まれます

さらに、表現した自分自身を受け入れてもらえたと感じることで自己肯定感も育まれます

こどもの気持ちひとつひとつに共感したり、寄り添ったりし、その気持ちを共有することで、こどもと大人との間には信頼関係ができていきます

私たちは今のこどもたちの発達、興味、関心にあわせた活動やねらいをたてて日々の保育をしています。

そのなかで、こども自身が自発的に周りの環境に関わっていけるよう見守り、受容・応答的な関わりを通して、子ども達が安心して自分を表現することができるような環境作りを大切にしています。

にしきっこフェスタがだんだんと近づいていました。

フェスタでは日々こども達から生まれる表現やその中でできてきた作品を展示したいと考えています。

フェスタ当日を楽しみに待っていてくださいね。

 

文責:淵上

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