お知らせ
2022.12.01
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錦ヶ丘は、日常が特別です!

今年も9月から10月末にかけて、来年度の1号・未認定の入園に関する見学会・説明会が行われました。
毎年この時期になると、説明の準備に伴って、自ずと錦ヶ丘の保育について見つめ直します。
これから初めての社会生活に飛び込んでいく親子にとって、とても大事な園探し。園が大切にしていることをご理解頂き、子育てのパートナーとして共に歩んでいきたい!と、私たちも考えています。だからこそ、園が大切にしていることをしっかりお伝えするために、入園前見学会と説明会をとても大切にしています。
今年、入園説明会の保育についての話の中でお伝えしたことが、タイトルにもある『錦ヶ丘は、日常が特別です』という言葉です。
入園前見学会のアンケートから
毎年、見学会にお越しいただいた方に、事後アンケートを記入して頂いています。
今年は少し中身をリニューアルし、『園探しの際に重視するポイントを教えてください』という質問を準備しました。実際にお子様を預けるにあたり、どんな点を見られているのか、保護者のニーズがどのようなところにあるのか、生の声を聞ける良い機会!
総勢50組以上のご家庭から回答を頂きました。
その中で多かったものは、『保育方針・理念』『職員の雰囲気』『行事の充実』『給食の内容』『施設・設備の充実』など…特に『保育方針・理念』と『行事の充実』が多い結果でした。
そこで、一歩踏み込んで園のことをお伝えする入園説明会でお伝えしたのが、『錦ヶ丘は、日常が特別です』という言葉でした。
『日常が特別』とは?
保護者の皆様にとって、「特別だなぁ」と感じるのはどのような時でしょうか。
仕事から疲れて帰ってきて、美味しいお酒が飲める時
翌朝の目覚ましをかけずに眠れる時
綺麗な景色を見たり旅行に行ったり等、非日常の体験ができた時
色々な瞬間があると思います。
では、子ども達はどうでしょう。
例えば、憧れのパトカーや救急車に乗れた時
生の音楽を聴いたり楽器を触ったりできた時
このような、なかなか経験できないことが経験できた時が浮かぶ方が多いかもしれません。
しかし、錦ヶ丘で考える“特別”は少し違います。
畑で育てていた野菜に実がなっているのを見つけた時
手にした木の枝や木の実がお気に入りになった時
前まで言えなかった「貸して」や「嫌だ」が言えた時
苦手な食べ物に一口挑戦できた時
温かい給食がお腹いっぱい食べられた時
一人で、時には友達と一緒に、思う存分遊ぶ時
このような日常の中にありふれた瞬間こそ、「特別」だと考えています。
そしてこれらの瞬間には、必ず感情が動いています。
感情が動くのは、生の体験を通しているからこそです。
体験を通して学ぶ
平成30年に国が出している「幼保連携型認定こども園教育・保育要領 解説」には、このような記述があります。
・多様な体験に関連して、園児の発達に即して主体的・対話的で深い学びが実現するようにすること
〜途中省略〜
・直接体験の重要性を踏まえ、視聴覚教材やコンピュータなど情報機器を活用する際には、園生活では得難い体験を補完するなど、園児の体験との関連を考慮すること
このように、国の方針でも“体験の重要性“がうたわれています。
では、どのような“体験“が望まれるのでしょうか。
「幼保連携型認定こども園教育・保育要領 解説」の中の「幼保連携型認定こども園における教育及び保育の基本に関 連して重視する事項」には、このような記載もあります。
乳幼児期の生活は、そのほとんどは興味や関心に基づいた自発的な活動からなっている。この興味や関心から発した直接的で具体的な体験は、園児が発達する上で豊かな栄養となり、園児はそこから自分の 生きる世界について多くのことを学び、様々な力を獲得していく。興 味や関心から発した活動を十分に行うことは、園児に充実感や満足感を与え、それらが興味や関心を更に高めていく。それゆえ、園生活で は、園児が主体的に環境と関わり、十分に活動し、充実感や満足感を 味わうことができるようにすることが大切である。
見学にいらっしゃった方に錦ヶ丘の保育を説明する時、「子ども達の興味関心に基づいた保育」とお伝えすることが多くあります。
好きなことばかりしているのでは?それって小学校は大丈夫ですか?と尋ねられる方も少なくはありません。
小学校以降の学びの土台として、幼児期に育てたいと考えられている探求心や集中力、人に伝えたい!という思い。これらの“非認知能力“と呼ばれる力は、アクティブラーニング(主体的・能動的な活動)により育まれると言われています。
主体的・能動的な姿は、興味関心があってこそ。興味関心は、その先の心の育ちの根っこなのです。
日常の主体的・能動的な体験を通して、感情が動く。 感情が動くことは、心の育ちの栄養になる。
そのような経験が日常に沢山あるのが、錦ヶ丘です。
だから、錦ヶ丘は毎日が特別なのです。毎日を丁寧に過ごすことが子ども達の育ちにつながると信じて、私たちは保育に取り組んでいます。
日常の先にある行事
錦ヶ丘の行事は、日常の先にあります。行事のために特別なことはしません。
日常生活の中の姿、経験を通して成長した姿を保護者の方に見て頂く場が行事だと考えています。
興味関心の芽を大事に大事に育ててきた子ども達。
行事で花は咲きますが、あくまでそれは通過点です。行事が終わればまた、花からできた種、つまり次の芽を育てていきます。
そして、一つとしてその花は同じではありません。一人ひとりの興味関心は違います。
いよいよ、錦ヶ丘唯一の全学年参加行事『にしきっこフェスタ』が近づいてきました。
日常の特別な瞬間を重ねてきた子ども達、一人ひとりの花が咲くまでの過程、そしてその先にある芽を楽しみにして頂ければと思います。
文責:迫田